地球環境・温暖化問題
今週の「新婦人しんぶん」です。 国立環研・東大教授の江守正多さんのインタビューが載っています。 今年の夏(6~8月)の異常な高温は、グラフのように世界平均を大きく上回って産業革命以来2.25℃上昇。 今世紀末には、4℃、5℃だろうか? 夏に入れよ…
「核抑止論」の虚構(集英社新書・豊下楢彦著)のつづきです。 ゴルバチョフは「新思考外交」を提起しながら1989年にJ・ブッシュ大統領と会談し、「冷戦」の終結を確認した。 米ソの核弾頭は、核軍拡競争で1986年に7万発だったが、2010年には2万発へと削減…
9/7「赤旗」日曜版の見開きです。 地球温暖化、気候危機は止まらない。 止められない。 暑い暑いといいながら、気候危機対策を止める必要性や動きは極めて弱い。 人々は日々の生活に追われるばかり。 選挙の争点にもならず、政治や経済、社会を大きく転換す…
ガザのジェノサイド、飢饉は、気候危機とつながっている。 グレタ・トゥーンベリさんらが人道支援物資を届けるため、バルセロナからガザに向けて船団を組んで44ヵ国から数百人もが出航した。 6月にもガザ向けて出港したが、イスラエル軍に船を拿捕され国外退…
アンドレアス・マルムに関する対談をReHacQ−リハックで斎藤幸平氏と箱崎徹氏(神戸大准教)2回にわたって行った。 マルムは、スウェーデンの学者で社会主義者で環境活動家。 2016年に書いた論文が「化石資本」として出版されドイッチャー記念賞を受賞してい…
1年前の今日、母が亡くなりました。一周忌ということで、娘や孫らと朝早くから天草に向かいました。 昨日の豪雨の関係で、上天草の2号橋ふきんのがけ崩れが心配でしたが、片側通行でで通航見込みとの事、渋滞だけが心配でした。 ところが57号線の宇土マリ…
久しぶりに気候危機問題の本、異常気象の未来予測(ポプラ新書・立花義裕著)を読んだ。 昨年、おととしと、猛暑つづきで、日本でも世界でも気温上昇の記録を更新した。 今年7月~8月初旬は、ずっと雨も降らず、とても暑く、8月5日には群馬県伊勢崎市で日…
毎日毎日、暑い。38~39℃。子どもの頃はこんなじゃなかった。 雨も降らない。 夕立ちも来ない。 畑もカラカラ。 7月の平均気温が3年連続で史上最高を更新した。 基準値にと比べ+2.89℃で、昨年の+2.16℃を大きく上回った。 毎日のニュースでは、猛暑を伝え…
熊本も暑かったけど、兵庫県の丹波市は史上最高気温を観測した。 日中、建築作業員、野作業の方々など、本当にお見舞い申し上げます。 ただ、これからますます、もとに戻ることなく気温上昇は続きます。 覚悟が必要です。 未来への絶望への。 自然は、物理法…
今日の「赤旗」です。 ICJ・国際司法裁判所は、気候変動は「緊急かつ存亡にかかわる脅威」だと指摘し、すべての国が対策を取る法的義務を負っていると勧告意見を提出した。 判事15人全員一致の結論だ。 「環境は人間の生命の基盤であり、現在および将来の世…
「赤と緑」 つまり。コミュニズムとエコロジー。 これらは相反しておらず、不可分の関係にある、とする。 日本の哲学者斎藤幸平が気候危機の解決策として「脱成長共産主義」を提唱したことは、他のマルクス主義者を含む激しい議論を引き起こした。 ---ケイシ…
6月からの猛暑。 雨も降らないからミミズさんも大変だろう。 土がカラカラなのか、草むらの下から、夜中に新天地を求めて、住処からはい出した。 ところが、どこまで這いまわっても、乾ききったアスファルト砂漠。 行き倒れになって干からびるか、車にひか…
九州は梅雨明けだそうです。 6月なのに。 今年の夏も暑くなりそう。 小学校のグラウンド、子どもたち大丈夫かな?
1.5°C目標を達成するための世界の炭素収支まであと2年しかない、と科学者たちは警告。(ガーディア) カーボンバジェットは800億トン。毎年400億トン以上だしているので来年、再来年で使い果たしてします。 もう1.5℃以内の世界は来ない。すでに手遅れです…
環境活動家のグレタさんらが支援物資と届けようとガザに向けて航行中だった船がイスラエル軍に拿捕された。(写真-ウィキより) 困難はわかっており、ガザに支援物資を届ける目的は果たせなくても、なんとかしたいと、できることをしようと世界にアピールした…
「朝日」5/26日付け、紹介します。 洋服がチリの砂漠に山のように捨てられているそうです。 先進国を中心に世界各国から捨てられる洋服は、推計4万トン(2022年)。 砂漠だからと言って、野積みしたり、燃やしていいはずはない。 やがて環境にも影響が出る…
若いみなさんが火力発電所で発電している電力会社に対して、化石燃料を使用しないよう求める訴えを名古屋地裁に起こしました。 私のふるさと苓北町にも石炭火力発電所があり、大量のCO²を排出しています。 早く再エネに変えていくべきなのに。. くまもとのフ…
「赤旗」記事です。 地球温暖化⇒気温上昇は私たちが肌で感じる。 温暖化の影響による気候変動を災害ほか、映像も犠牲者も出てわかる。 しかし海の中の事はわからない。 研究者や海にだずさわっている人たちが生物への環境悪化を伝えないとわからない。 魚が…
ムチャクチャなトランプの関税攻撃で世界中、ため息をついたり怒ったり。 だまったり、策を考えたり。 日本でも自動車産業など、大きな影響を受けそう。 国民生活にも影響がでるかも。 株価も大幅に下がった。 トランプの狙いどおりにアメリカの製造業が復権…
著名な歴史学者のユバリ・ノア・ハラリと斎藤幸平の対談動画があった。 もちろん英語なので言葉はわからないが字幕がでるので理解はできる。 ハラリは、技術、特にAIが普及することで人類社会への影響を歴史的な考察をする。 斎藤幸平は、そういったことも含…
とんでもないことだ。 トランプ大統領は、気候危機が迫る中、海洋大気局の職員を800人も解雇した。 多くの気象予報官や研究者らも含まれる。 米国の気象観測や研究は、世界的に重要な科学的役割を果たしている。 直接的にも、米国の森林火災、猛暑、干ば…
CO²トラッカー(ガーディアン掲載)によれば、2月24日の世界のCO²(温室効果ガス総換算)は、史上最高を更新し、427ppmとなった。 事は重大事態だ。だが、たいしたニュースにもなっていない。 しかも昨年2024年の伸びは、3.5%とこれまた最高値とな…
J・フォスターが編集長を務める「マンスリーレビュー」(独立社会主義・月間時評)をたまに読む。 英語だが翻訳されるのでとても便利。 今回、イアン・アンガスへのインタビューの記事で、国際地質科学連合が「人新世」を承認しなかったことについて書いてあ…
北半球は真冬。 北極海も海氷が広がる時期だ。 だが、このところ過去最少を記録している。 北極の温暖化がすすんでいる。(赤線が今年) 南極の海氷は2年前の史上最少から回復して、最近は通常に戻っている。 山岳氷河も加えるとさらに氷は減っている。 し…
PFAS環境汚染にとう立ち向かうか?と題して、小泉昭夫京都大学名誉教授の講演会(ZOOM)があり参加してきました。 膨大な資料、専門的な言葉。資料見ただけでも難しそう。実際に難しかった。 でも、わかったこともあって学べて良かった。質問は、しなかった…
https://www.columbia.edu/~jeh1/mailings/2024/ICJ.PressBriefing.09December2024.pdf ジェームズ・ハンセン博士のサイトから、グーグル翻訳した論文を以下に引用する。 科学にもとづく行動をしない各国指導者と経済人。 現状では1.5℃は確実に超えるし、…
カナダ、メキシコ、中国をはじめ、トランプ大統領が各国への関税恐喝を行っている。 最初は、吹っ掛け、激しい脅し。 怯んだら、少しだけひいて、交渉を有利にする。不動産大統領。 ただ私は、場合によって、関税合戦に賛成する。 貿易というのは、物の移動…
写真、奥の山は金峰山。 1月23日なのに今日は暖かかった。 空もぼんやり霞んでいて、黄砂か?とも思った。 なわけでは、なかった。 でも、今年の冬は暖かい。 雪もチラホラはあったけど、積もるほどではない。阿蘇などでは積もったりしたけど。 子どもの…
NHKBSで1月16日(木)午前9:25〜午前10:25まで、斎藤幸平「人新世に生きる~」の再放送があります。 9日放送を観ましたが、たいへん良かったので、とにかくお勧めです。仕事の方は、ぜひ録画で。 あれやこれや混乱の世界情勢ですが、人類史的時代認識…
世界気象機関によれば、昨年の世界の平均気温は産業革命前から1.55℃上昇したと発表した。(10年平均で1.3℃)(赤旗1.12) 10年前のパリ協定では、各国が気温上昇を1.5℃以内に抑えると合意したのに、あっさりと超えてしまった。 温室効果ガスの排出は、20…