サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

気温上昇 40℃

 気温が40℃ほど。

 毎日、毎日、暑い。
 蒸し暑い。
 夕立も降らない。
 土がカラカラ。
 里芋の葉が枯れてきた。
 
この炎天下、外で働いている人も多い。
 特に、建築現場の労働者。
  片道通行規制をしている、旗持ちの方たち

 炎天下労働規制法をつくらんといかん。
  35℃での労働は、連続1時間、休憩30分、累計4時間までとか‥‥。
   当然、炎天下労働割り増し賃金も。

  40℃での労働は禁止。厳しい条件の例外のみ許可。

 体調を壊すよりもまし。
 全体として、働きすぎ社会を変えないと。
  
 子どもの頃、エアコンはもちろん、扇風機さえなかった。
 それでも夜は寝られないほどは、暑苦しくなかった。
 今は、エアコンつけっぱなしにしないと寝られない。
 冷やさないと、室温は33℃以上になる。
 地球温暖化は、まだまだ序の口。
 これからどうなる事やら‥‥。
.
news.yahoo.co.jp


 
 

イスラエル元兵士が語る非戦論② 被害者意識と選民意識

イスラエル元兵士が語る非戦論(集英社新書)の続きです。
  被害者意識と表裏一体の選民意識

 イスラエルでは毎年5月ごろ、戦争とテロで亡くなった人たちの追悼記念日があって儀式が行われ、全国一斉に2分間の黙とうを捧げるそうです。車を止め、バスを止めいっせいに。
 ダニーさんが子どものころは、戦争で亡くなった人の写真が公民館に飾られていて、「犠牲者の上に、今わたしたちがここにいる。この人たちの死を決してムダにしてはならない。今度はわたしたちが国を守るために戦うぞ」という気持ちが沸き上がってきたそうです。
 追悼記念日の翌日は、独立記念日イスラエル軍のパレードがあり、戦車、ミサイル、兵士の行進があり、空は空軍の戦闘機の編隊が飛ぶ。子ども心に大興奮したそうです。

 春にはペサハというお祭りがあるそうです。預言者モーゼが、エジプトで奴隷として苦しんでいたユダヤ人を引き連れて紀元前13世紀ごろエジプトを脱出したという旧約聖書にもとづくお祭り。神様がエジプト人の奴隷だったユダヤ人を解放してくれ、自由な民族になった事を感謝する自由の祭りだそうです。
 ところがこの「ペサハ」お祭りの時3日間ほどは、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区の325万人が完全に封鎖されるそうです。ガザでくらす220万人も検問所が封鎖される。ユダヤ人の銃のお祭りは、パレスチナ人は封鎖され不自由を味合う時になります。 

全球海氷面積、史上最少

 さて、なんのグラフでしょうか?

 多くのみなさんは関心ないでしょうけど、私はしょっちゅうこのグラフを見ます。
 全球海氷面積です。
 ここ数日、史上最少です。線が切れているのが今年の昨日の面積です。
 つまり北極と南極の海氷の面積の合計が史上最少ということです。
 予想に反し、北極海の海氷よりも南極の海氷が予想以上に融解しています。
 反射率が変わり熱を吸収し、さらに氷が解ける悪循環のひとつです。
 これは温顔化暴走のティッピングポイントを、海氷として超えることを意味し、西南極の氷床崩壊が近くなるということです。
 グリーンランドと合わせ西南極の海氷が融解すれば、10メートル以上の海面上昇が起こるということです。
 多くの都市は水没し、砂浜は失われ、辺野古埋め立ても、中国の南沙諸島埋め立て基地も、羽田も、新大阪空港も水没ということです。
 それは中間地点で、さらに60メートル以上も海面上昇する東南極の融解につながるでしょう。
 さて、そんな時代、人々はどんな生活をしているのでしょうか。
 それより土台となる生態系はどうなっているのでしょうか。生物種の絶滅はどれほどに?

 科学、および技術って、人間にとって何なのでしょうか?

イスラエル元兵士が語る非戦論①

 「ほぼトラ」のまま推移し、実際に米大統領がトランプになったら、パリ協定から離脱、化石燃料回帰、ウクライナもガザもさらに悲惨なことになる。
 そんな中、健康不安が強い懸念をうんているバイデン氏が大統領選からの撤退を発表した。
 撤退しないのか、するのか世界中が気をもんでいただろうが、結局そうなった。
 候補者はカマラ・ハリス氏になりそうだが、戦略によっては、勢いづくトランプ氏に勝てる可能性がある。

 イスラエル元兵士が語る非戦論(集英社新書)を読んでいる。
 著者はダニー・ネフセタイさん。一言でいって抑止力批判。
 敵に攻められないよう「抑止力」を持つ、「武器による平和」という理屈からわたしたちが卒業することです。
 私は、抑止力という考えは、強者の論理だと思っています。抑止力は、実際に強力な武力を持てる国家にのみ可能な事です。
 小さな国、弱い国家は、抑止するほどの武力は持てません。
 でも、戦争をせず、平和を保っている国はたくさんある。どうやって?

 著者のダニーさんは、イスラエルの若者なら誰もが憧れる空軍兵士。
 イスラエル社会、教育、宗教、メディア、文化など、多くが戦争を肯定するものに仕上がっている。
 私だってイスラエルに生まれて育っていれな、現在のガザの虐殺も、仕方がないと肯定してしまうかもしれない。

熊本駅前に戦闘車

 今日は日本共産党の演説会が駅前の新都心プラザでありました。
 弁士は紙智子参院議員、田村貴昭衆院議員、2区予定候補の奥田木の実さん。
 猛暑の中、多くの人に参加していただきました。

 ところが右翼の街宣車が早くから会場広場に横付け。
 大きな音量で街宣をはじめた。
 警察も対応していたが、うるさいし、建物の中にまで声が聞こえるし、参加者も一般市民も、会場の職員も不安を覚えたでしょう。
 右翼にも街宣による表現自由はあるが、威圧行為、迷惑行為、政治活動の妨害は許されない。
 それに韓国のカルト・統一協会自民党が仲良くしていてもなんとも思わない右翼のみなさんは本当に愛国主義者か?と不思議でならない。
 日本の女性に性的暴行を加える外国人兵士に怒らないのもおかしい。
 外国のナショナリストと違い飼いならされている。誰に?

 

 一方、駅前の広場には自衛隊の機動戦闘車や155ミリの自走砲などが並べてあった。
 今月末からレゾリュート・ドラゴンが始まる。
 戦争準備、恐ろしいこっちゃ。

 昨年の動画を見て下さい。
www.youtube.com

 陸上の戦闘訓練なです。
 つまり日本の領土に相手国の上陸を許したうえで、陸戦をする訓練です。
 なんで上陸させるの? 上陸させないのが仕事でしょ。
 航空優勢海上優勢、海中優勢はどうなっているのか?
 不思議でならない。
 この共同演習は、米軍ととともに他国に侵攻する場合にそのまま役立つ訓練です。
 負傷した人を陸自オスプレイで運ぶ訓練もあります。

暴れる気候--年縞が語る

 7/17「朝日」オピニオンに「湖が語る暴れる気候」と題して古気候学者の中川毅さんのインタビューが載っている。

 中川さんは、福井県水月湖という湖に湖底の泥、堆積物コアを取り出し、7万年もの間の気候を読み説いた。
 1年は、春夏秋冬と季節が変わる。
 その変化が湖の堆積物に蓄積され1年づつの縞模様をつくる。これを年縞という。
 この年縞に含まれる花粉などを分析すると様々な事がわかるという。
 例えば7300年前、鹿児島県沖の鬼界カルデラが噴火した際の火山灰がのこされている。

 地質学で言えば現在は、氷期が終わって温暖になった完新世と呼ばれている。
 1万5000年以前は氷期で、北米やヨーロッパが厚い氷におおわれていた時代だ。
 そこ時代は、数年から十数年で、3℃から5℃も気温が上下していたそうだ。
 今よりもかなり低い気温での下での上下動。
 気候が安定し穏やかな時期は数千年程度だったが、現在は1万1000年以上つづいている。
 現在は、太陽と地球の位置、地球の姿勢からみて、氷期になっていてもおかしくない。
 しかし人間が温暖化を進めているので、氷期が先延ばしされている可能性もある。
 中川さんは、単純に温暖化が進むだけでなく、短期間の間に気温が上下する「暴れる気候」の時代になる可能性を指摘する。
 
 7年前のブログにも書いている。
adayasu.hatenablog.com