「ほぼトラ」のまま推移し、実際に米大統領がトランプになったら、パリ協定から離脱、化石燃料回帰、ウクライナもガザもさらに悲惨なことになる。
そんな中、健康不安が強い懸念をうんているバイデン氏が大統領選からの撤退を発表した。
撤退しないのか、するのか世界中が気をもんでいただろうが、結局そうなった。
候補者はカマラ・ハリス氏になりそうだが、戦略によっては、勢いづくトランプ氏に勝てる可能性がある。
イスラエル元兵士が語る非戦論(集英社新書)を読んでいる。
著者はダニー・ネフセタイさん。一言でいって抑止力批判。
敵に攻められないよう「抑止力」を持つ、「武器による平和」という理屈からわたしたちが卒業することです。
私は、抑止力という考えは、強者の論理だと思っています。抑止力は、実際に強力な武力を持てる国家にのみ可能な事です。
小さな国、弱い国家は、抑止するほどの武力は持てません。
でも、戦争をせず、平和を保っている国はたくさんある。どうやって?
著者のダニーさんは、イスラエルの若者なら誰もが憧れる空軍兵士。
イスラエル社会、教育、宗教、メディア、文化など、多くが戦争を肯定するものに仕上がっている。
私だってイスラエルに生まれて育っていれな、現在のガザの虐殺も、仕方がないと肯定してしまうかもしれない。