サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

憲法9条・立憲主義

「世界滅亡マシン」⑨ 都市爆撃禁止の要請

「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。 戦争の在り方も近代戦になるにつれ大きく変わり、一般市民の犠牲が増えることになった。 その中心は都市爆撃だ。イスラエルによるガザへの空爆は、7万人を殺害し、ほとんどの家屋は破…

パレスチナ人民連帯 国際デー

今日は、パレスチナ人民連帯 国際デー(11/29)の一環で熊本市の辛島公園で行われた行動に参加しました。 子どもたちの靴を並べ、市民にガザなどで殺された子どもたちに思いをよせ、イスラエルによるジェノサイドをやめさせ、平和を願うアクションでした。 …

「世界滅亡マシン」⑧ 航空機の偶然

「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。 潜水艦の偶然のは、偶然も偶然だったが、次は航空機の偶然だった。 その日の午前中、国防長官のマクラマナが統合作戦本部と作戦室にいたとき、戦略空軍のU-2偵察機がソ連領空に迷い込…

高市発言と台湾の歴史

台湾の元総統の馬英九氏のネット(FB)発言は、国民党の立場とはいえ、その通りと思える。 今年は、日本敗戦80周年。近代の台湾歴史の考察から思いを巡らしてもいいだろう。 日本は日清戦争を行って、台湾を併合した。日本は中国との戦争に負けて、台湾を…

戦争だけは しちゃならん! 熊本大集会

戦争だけは しちゃならん! 熊本大行動があり午前、午後と参加してきました。 [ 午前中、沖縄戦遺骨収集ボランティアの具志堅隆松さんの講演、初めて聞いた。 日本兵や住民がどんな戦闘や自決をしいられ、どんな爆弾の破片や銃弾で体を貫かれどうやって死ん…

「世界滅亡マシン」⑦ 岩国 核持ち込み

「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。 被爆国日本の国是である「非核三原則」と危機にさらされている。 高市自維政権が「拡大抑止」なる言葉を持ち出して、日本への核兵器の持ち込みを進めようとしているからだ。 米国は、艦…

「報道特集」健軍ミサイル問題 ご覧下さい

www.youtube.com 熊本関連の時間は予想通り短かったけど、高市発言問題、与那国、台湾など、現場の取材にもとづいた良い番組でした。 私としては繰り返し訴えた、健軍自衛隊へのミサイル配備問題とともに、ミサイルの弾薬庫の新設問題を取り上げてほしかった…

「報道特集」健軍自衛隊 ミサイル配備取材

今日、TBS「報道特集」のみなさんが健軍自衛隊への長射程(敵基地攻撃)ミサイルの配備問題について取材に来られました。 ミサイル配備に反対し、先日に集会を成功させた「県民の会」代表の山下雅彦さんが健軍自衛隊の前でインタビューに答えました。 当初の案…

「世界滅亡マシン」⑥アルヒポフの不同意

「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。 偶然にも、この潜水艦の魚雷発射には、3人目の同意が必要だった。 乗船していた戦隊参謀長のワシリー・アルヒポフは、艦長につぐ階級の地位にあり、発射に同意しなかった。 理由は、通…

世界滅亡マシン⑤ 核魚雷発射命令

「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。 ソ連の潜水艦4隻のうち3隻は、米軍の対潜艦部隊に追い詰められ、結果的に浮上することを選んだ。 艦長は、寄港の翌日、「指揮官あるいは要員による、命令、文書、指示への違反の有無…

台湾有事で集団的自衛権による武力行使⇒国民の判断は?

高市総理、台湾有事で集団的自衛権による武力行使の国会答弁。 総理の認識はどうあれ、とりあえず隠しておくべきだった本音を答弁してしまった。 これは極めて重大問題なのだが、日中の対決的な応酬がニュースで流れているからか?にしても、 この問題に対す…

世界滅亡マシン② キューバ危機

「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。 ロシアのウクライナ侵略--プーチンは、たびたび核の脅しを行ってきた。 心配はされたが、核爆発は起きていない。世界中に配備されて使用可能なのに80年間も使われていない核兵器。や…

米軍事介入、ベネズエラが心配

カリブ海に米軍が集結している。 爆撃機、原潜、強襲揚陸艦、原子力空母まで送り込んでいる。 反米政権ベネズエラへの脅しのためだ。 はたして脅しのためだけか? MAGAは、なぜ?トランプの動きを止めないのか? 「アメリカ第一」じゃなかったのか? 物価高…

高市首相よりも、国民の方が心配

news.yahoo.co.jp ニュースで取り上げられている、高市総理の国会答弁。 立民の岡田克也議員は国会で高市首相に、台湾有事の際はどういう場合に集団的自衛権を行使できる存立危機事態になるのかと質問した。 高市首相は、「戦艦を使い、武力の行使も伴うもの…

ストップ長射程ミサイル 健軍集会

健軍集会の集会は、多数集まっていただき大成功しました。 ミサイル配備の地元健軍での集会、パレードは大きな意味があったと思います。 実行委員会の中で私も警備とパレードの運営を担当しました。 心配した雨も、パレード出発時にはあがり、音響など不手際…

世界滅亡マシン-核戦争計画者の告白①

「世界滅亡マシン」-なにやら陰謀めいた表題だ。(岩波) 著者は、ダニエル・エルズバーク氏。 (写真:ウィキ) だが実際に、米国の核戦略に、長くたずさわってきた人の告白記録となると、説得力があり危険な実態が明らかになる。 「知らぬが仏」とこのことだ…

ストップ! 長射程ミサイル 健軍集会

自維政権が敵基地攻撃可能な長射程ミサイルを健軍自衛隊に配備することに対し、反対を表明する県民集会が11月9日㈰に健軍商店街で行われます。 日本はこれまで専守防衛の立場から、敵地攻撃力を持たないとしてきました。 その日本が憲法をやぶり、核兵器…

大浜飛行場 玉名市

ちょっと前に長洲町に行く途中で見かけた戦跡です。 戦争中、日本政府はこんなところにも飛行場をつくっていた。 戦争というものは、負けていても、飛行場を作り操縦士を育成しようとする。 国民は貧しく、ガマンさせながらの軍事優先、今から見れば愚かも愚…

失敗の本質-日本軍の組織的研究②

失敗の本質-日本軍の組織的研究の続きです。 日本軍の失敗の研究二つ目は、海軍です。 ミッドウェー作戦の失敗、これは良く知られている。 1941年6月10日、日米のミッドウェー海戦、史上初の空母決戦だった。 大本営は、米軍側の損害を空母2隻、巡洋艦1隻…

失敗の本質-日本軍の組織的研究

「失敗の本質」(中央文庫)を読んだ。 初版は1991年、累計100万部を突破しているので、かなり多くの人に読まれている。 友人が持っていたが、先の戦争を振り返るうえで必要と思い買って読んだ。 6人の著者が旧日本軍が起こした実際の作戦計画、戦争指導の…

トランプ中南米に空母派遣

トランプのやりたい放題。 今度は、麻薬密輸対策で空母派遣を中南米に派遣する。帝国主義、覇権主義まるだし、トランプを大統領に選んだ米国有権者の責任は極めて大きい。 ベネズエラに対し、麻薬密輸船だとして米軍が攻撃して殺害した。 法に従うなら、警察…

あの戦争は何だったのか

あの戦争は何だったのか(新潮新書・保坂正康著)を読んだ。 戦後60年、2005年の著作だ。それから20年たち、今年は戦後80年。 著者の保坂さんは、あとがきで、「太平洋戦争を正邪でみるのではなく、この戦争のプロセスにひそんでいるこの国の体質…

人吉旧海軍地下基地

「小さな学び」のメンバー12人(子2人)と、人吉旧海軍地下基地に行ってきました。 人吉の川上市議ら3人が案内など現地対応してくれました。 10月度学習会の企画は私が提案しましたが、現地の特攻基地を見てそれぞれ感じる事ができて、まずまずだったかな?と…

自衛隊 全国に弾薬庫、新増設

15日の「赤旗」です。 政府は、弾薬庫を全国各地に新増設する。 主に敵基地攻撃ミサイルを大量に保有する計画だ。 専守防衛の憲法を投げ捨て、核持つ中国を攻撃するミサイルを持つことになる。 多くの国民は、これがどんなことを意味するか分かっているのだ…

「核抑止論」の虚構⓮ 「トゥキディデスの罠」二重の意味

「核抑止論」の虚構(集英社新書・豊下楢彦著)のつづきです。 「トゥキディデスの罠」二重の意味とは知らなかった。 フランスの古典学者ジャクリーヌ・ド・ロミイは、「怖れ」という観念が最も重要な役割を果たしているとしつつ、一方に「懸念」があり、他…

自衛隊統合演習-本格的戦争準備

今日の「赤旗」です。 ちょっとここまで来たか、といった感じ。恐ろしいことだ。 米中・台湾戦争を想定し、九州から奄美、沖縄、先島~台湾まで海峡封鎖を行う計画。 これによって公海を通って太平洋側に出ようとする中国艦船、航空機を東シナ海に封じ込めよ…

核抑止論」の虚構⓭ 台湾有事と米国有事

核抑止論」の虚構(集英社新書・豊下楢彦著)のつづきです。 第8章に「トゥキディデスの罠」の罠がある。 「非核地帯」の創設は非核の大きな成果と言える。進歩の面がある。 しかし核大国の思惑は違っており、自分たちの核は含まず、どこにでも核を飛ばせる…

学び、人吉旧海軍地下基地

「アルアクサの洪水作戦」と「黒い土曜日」

www.bbc.com 昨日は10月7日は、2年間に、ハマスがイスラエルを奇襲攻撃し、民間人含む1139人を殺害、251人を人質として連れ去った日だ。 このこと自体は許されないテロ行為として、厳しく批判されるべきだ。 民間人を殺したり、誘拐して人質にすることは、…

治安維持法制定100年

治安維持法制定100年「映画と講演のつどい」があり参加。 映画と内田博文名誉教授の講演を聞いた。 右翼タカ派の高市氏が自民党総裁になり、総理大臣に選ばれる可能性が高い。 先の参院選で極右の参政党が躍進したし、次の衆院選でも躍進の可能性がある。…