「アメリカは日本を守らない」--米軍最強という幻想--のつづきです。
北村氏は、日本の防衛戦略を、米軍従属から、「重武装永世中立国」へと移行することを主張する。
そのため、海洋国家防衛原則を適用し、自国の領域と自国の海上交易の保護のため、それに危害を加えようとする外敵は、海洋上で撃退し、自国領域には一歩たりとも侵入させないようにする。
そのため、①後方制海域、②基幹制海域、③前方政管域を確保するため、主要戦力も表のように提起する。
表には、永世中立国として、中立義務の装備、海洋防衛のための装備と分けている。
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今の陸自が保有している戦車や機動戦闘車など、地上戦を前提とする装備はない。
したがって日本・海兵隊のような米海兵隊を一緒になった他国侵攻もできるような部隊は不要になる。
日本で地上戦を行うような想定はないので、写真のように自走榴弾砲(203mm)の演習は必要なくなる。米軍が日本で行うのは、イラク戦争など、他国を攻撃するためだ。(写真:陸自HPより)
ウクライナのような戦争では、日本げはありえない。
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例えば、台湾危機の場合、近い与那国が中国の影響下になることも米国の影響になることも拒否し、それを実行できる防衛力、それ以上の外交力。さらに根本的な力として、関係国住民のアピール力と行動がこそが重要と思う。