サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

現代マルクス主義を考える

斎藤幸平は資本主義がきらいなのか

www.huffingtonpost.jp www.afpbb.com www.gizmodo.jp

ショック・ドクトリン 天安門弾圧ショック⑦

ショック・ドクトリンには、流血惨事がつきものだ。 中国でのショック事件といえば天安門事件。 中国が改革開放政策に向かう中、一方で新自由主義ではない穏健な、政治制度も自由な資本主義に向かうという流れもあった。学生や市民、そして一部の学者や党幹…

ショック・ドクトリン 中国の新自由主義⑥

ナオミ・クラインのショック・ドクトリン。上巻やっと読み終わるが、フリードマンの新自由主義が、途上国のみならず、旧東欧諸国やソビエト、中国などいわゆる「社会主義」国にも適用されたとは思いもよらなかった。紹介する。 これまでそんな情報、認識に接…

「ショック・ドクトリン」⑤フォークランド戦争とサッチャー

久しぶりに「ショック・ドクトリン」つづきです。 今日、日本を含む先進国にまで、ミルトン・フリードマンの「新自由主義」路線が定着し、格差と貧困の拡大など問題が山積した。しかしその転換には、なおも時間がかかっている。 CIAがらみの軍事クーデタ…

斎藤幸平の分岐点ニッポン-資本主義の先

「毎日」新聞に、斉藤幸平さんが現場を歩き、新しい社会のあり方を探る連載がある。 2/1付けは「若者が起業 猟、解体 ジビエ業の現場」と題し、資本主義と商品経済の問題点を示し、考えさせられる内容だった。紹介したい。 龍谷大学3年生の3学生の起業は、…

人類は資本主義を本当にこのまま続けられるか

toyokeizai.nettoyokeizai.net

斎藤幸平-人新世の「資本論」が売れている

斎藤幸平が売れている。(熊日1/31より) 東京の神保町の書店で週間トップだ。(熊本では9位) またNHK・Eテレ放送のテキストとなったNHK出版の「カール・マスクス 資本論」が売り上げ4位につけている。 難しいとされる「資本論」本がベストセラーにな…

人新世の資本論

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資本主義を問うときー坂本龍一

音楽家の坂本隆一さんが「赤旗」1面に登場。 「資本主義のあり方を根本的に見直さなければ人類の未来はない」と訴える。 資本主義批判は、日本ではまだまだ一般的でないかもしれないが、若い世代はその問題点をに日常生活の中で感じている。 そして欧米を中…

斎藤幸平-NHKテキスト 資本論③-奴隷がましか

この冬、初めて雪が降り、うちにも積もってきた。 緑のレタスも白い雪に埋もれている。今夜、さらに積もるかなー。配達がたいへん。 斎藤幸平-NHKテキスト 資本論3 . 過労死、なぜそこまで働くのか? . おそらく、仕事を失ったら生活できなくなるから・・・…

斎藤幸平-NHKテキスト 資本論②

昨日のつづきです。 . 繰り返される「過労死」という悲劇。 1863年、マルクスの時代のロンドンで過労死事件が発生し、日刊紙の記事になっている。マルクスが資本論で言及しているそうだ。 メアリー・アン・ウォークリートいう20才の被服工場で働く女工…

NHK・Eテレ 資本論-斎藤幸平 放送予定

www.nhk-book.co.jp 斉藤幸平さんが来年1月、NHKのEテレで4回にわたって資本論の解説を行う。 早速、NHKテキストを買って読んでいる。 とてもわかりやすい。また現代社会との関係ピタリ!の問題提起もある。 NHKテキスト 100分のde名著「資本論」の紹介が…

ビリオネア

ビリオネアとは、10億ドルの資産を持つ人を言う。 10億ドルは円に換算すると現在、1030億円ほど。世界では、昨年度で2153人ほどいるそうで、総計8.7兆ドルで896兆円にもなる。 しかしこれは、世界の下位6割、46億人の富の8.1兆ドル、8…

ナオミ・クライン-地球が燃えている①

地球が燃えている: 気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言作者:ナオミ・クライン発売日: 2020/11/24メディア: Kindle版 、を読んでいるます。 「ショック・ドクトリン」で有名なナオミ・クライン。 気候危機の進行とともに、「ショック・ド…

青木理×斉藤幸平

わかりやすいです。「人新生の資本論」。 ごらんください。 www.youtube.com toyokeizai.net www.newsweekjapan.jp

大量廃棄社会② あなたが着ている服は誰が作ったの?

昨日のつづき「大量廃棄社会」--です。 売れないのに、作られる服。 衣料品の供給(下着除く)は、90年代に12億点程度の供給で95%の消費率だったようです。しかし25年間たって供給量は倍以上に増えた。しかし消費量はほぼ横ばい。 人口が増えなけれ…

大量廃棄社会①-毎年10億着が捨てられる

大量廃棄社会--アパレルとコンビニの不都合な真実---を読んでいます。紹介します。 . 「朝日」中村和代・藤田さつきさん共著です。なんか、女性らしい分かりやすく取材状況が目に浮かぶような文章です。 写真の薄緑のウエアーは10年ぐらい前に買った、たぶん…

米中「新冷戦」と経済覇権

米中「新冷戦」と経済覇権作者:奥村皓一発売日: 2020/07/10メディア: 単行本 この本を読んでいます。 なかなか面白いです。 中国の経済発展、技術の高度化が著しい。米国を追い抜くのも予想以上に速いテンポで進んでいる。 そのおおもとに、米国の金融機関、…

香港の周庭氏に禁固刑

mainichi.jp . 中国政府のやっている弾圧に腹が立つ。 が、どうすることもできない。悔しい。 今後、どんな運動、闘いが有効なのか、わからない。 中国が経済的に行き詰まり、国民の反発で民主主義や人権が確立されていけば、変わると思うが、米国すらやがて…

武器としての資本論

白井聡の「武器としての資本論」を読んだ。 「永続敗戦論」や「国体論」の激しい分と違い、わかりやすく書いてあり、入門書の入門としてとても良いと思いました。 階級闘争という言葉は、最近、使ってもいない古い言葉となっていましたが、まさに現代社会は…

『大洪水の前に-マルクスと惑星の物質代謝』を語る

斉藤幸平さんの『大洪水の前に:-マルクスと惑星の物質代謝』が、『政經研究』奨励賞を受賞しました。(どんな研究会が知りませんが)「人新世の資本論」の売れ行きといい、新しいマルクス主義が注目されていると感じます。 贈呈式が行われ際の斉藤さんのスピ…

人新世の資本論⑫ 脱成長コミュニズムの5つの柱

差し迫っている気候・地球変動の危機を回避するには、「脱成長コミュニズム」の立場しかないと私も思う。 しかし現実の推移は、化石燃料経済から、やっとグリーン・ニューディールの方向に進むかどうかの攻防の状態。日本社会も国民の意識も、まだまだ化石燃…

人新世の資本論⑪ ザスーリチ宛ての手紙

斉藤幸平氏の「人新世の資本論」のつづきです。まー、学習ノートと思って書いています。 晩期マルクスの変化のきっかけと表すものとして、ロシアの活動家から寄せられた手紙があるそうです。その疑問を発したザスーリチに、マルクスが返答した「ザスーリチ宛…

芋ほり-使用価値

今日は夕方、知り合いの家族が訪れて芋ほりを開始。 雑に適当に植えた芋でしたが、まっ、そこそこできていました。 子どもたりち、掘りたて、焼き立てのカライモを美味しいといって食べていました。 使用価値のための労働。 自分で掘ったイモを自分で焼いて…

人新世の資本論⑩ 人工的希少性

「人新世の資本論」のつづきです。 斉藤幸平氏、マルクスの「本源的蓄積」についても面白い解説をしていて、ナルホドです。 「マルクスは『本源的蓄積』を単なる資本主義の『前史』としてとらえているわけではけっしてない。マルクスが指摘しているのは、コ…

人新世の資本論⑨ 地球をコモンとして

斉藤幸平の「人新世の資本論」のつづきです。 現在、人間の無限の経済成長の活動が地球の限界とぶつかって、劇的な地球環境の変動が起こり、破綻しかかっている。 その解決方としての経済成長主義・気候ケインズ主義に、斉藤氏はギモンをなげかける。 危機回…

人新世の資本論⑧ 「SATOUMI資本論」

斉藤幸平氏の本の続きです。 井上恭介氏の「里海資本論」を読み終えて、そして藻谷浩介氏の解説が良かったので紹介します。 里山資本主義の続編的な本なのに、なぜ?「資本論」と? 藻谷氏の解説がおもしろい。 「利潤を目指す自由競争の中で神の見えざる手…

人新世の資本論⑦ 富裕層CO2

斉藤幸平氏は富裕層が排出する大量の二酸化炭素を問題にする。 表(同書)のように富裕層のトップ10%が約50%ほどの二酸化炭素を排出している。 逆に貧困層の下から50%は、全体の10%しか排出していない。しかし、気候変動の被害は真っ先に受けるこ…

人新世の資本論⑥ 里海資本論

斉藤幸平氏の「人新世の資本論」のつづきです。 この本は昨日の「熊日」の新著の余禄でも紹介してありましたし、蔦屋でも一応、平積みしてあり、うれしく思っています。 「里山資本主義」につづき、「里海資本主義」ならぬ「里海『資本論』」(井上恭介著)…

「人新世の資本論」⑤資本主義-収奪と負荷の外部化・転嫁

斉藤幸平氏は、「資本主義は自らの矛盾を別のところに転嫁し、不可視化する」とのマスクスの考えを紹介し、利潤追求のための三つの転嫁方法を指摘する。 ①技術的転嫁、生態系の攪乱ー環境危機を技術的発展によって乗り越えようとする。 商品としての農産物生…