サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

持続可能な社会

CO₂輸出計画--地中貯留

今日の「熊日」を見て驚いた。 脱炭素のため、CO₂を東南アジアなどに輸出する計画が13件もあるそうだ。 なんとういう恥さらしなことだろう。これを許すなら国民も愚かな恥さらしと言うものだ。 なんのための脱炭素か? これ脱炭素か? 単なる炭素移動、投…

資本主義と危機‐知識人からの警告②

「資本主義と危機」-世界の知識人からの警告の警告(岩波)の続きです。 2章は、アクセル・ホネットで「資本主義、批判、社会的自由」 3章は、ナンシー・フレイザーで「資本主義、聞き、批判を再考する」 4章は、イマニュエル・ウォーラースティンで「資…

資本主義と危機‐知識人からの警告

「資本主義と危機」-世界の知識人からの警告の警告(岩波)を読んだ。 この本は、世界の著名な知識人からのインタビューとなっている。 ドイツの哲学者-マルクス・ガブリエルは知っているが哲学者なので話は難しい。 . ガブリエルは「資本主義とは、あたか…

「切迫する気候危機」③再エネ

「切迫する気候危機」の続きです。 気温上昇を1.5℃以内に抑えるには、温室効果ガスの急激な削減、そのための再エネの普及しかない。 . . 日本で再エネは(2022年)22.7%、デンマークは84%、ドイツは46.2%となっている。 日本は、規模で遅れてい…

切迫する気候危機② ティッピング・ポイント

「切迫する気候危機」の続きです。 私が地球温暖化に関心を持ち、学び始めた動機は、ティッピング・ポイントという言葉からです。 テレビで見ていた中で、ジェームズ・ハンセンというか科学者が言った言葉がティッピング・ポイントでした。 このポイントを過…

切迫する気候危機

「前衛」4月号に日本環境学会元会長の」和田武さんのインタビューが載っているので紹介したい。 世界気象機関は2023年の世界五平均気温は史上最高となり、産業革命前から1.45℃上昇したと発表した。 また同様に「コペルニクス気候変動サービス」は、昨年…

エコロジーの経済史②「人間と自然」160年前に

「壊されてゆく地球」-エコロジーの経済史-の続きです。 「人間の活動が原因となって、地球の表面が月の表面と同じ位にひどい荒廃に陥っている場所がある。歴史的瞬間と呼ばれる短い時間の間に、鬱蒼とした森、緑の牧草地、豊かな草原で覆われていた地域が、…

エコロジーの経済史-J・B・フォスター

ジョン・べラミン・フォスターなるオレゴン大学教授の著書「壊されてゆく地球」-エコロジーの経済史-を読んでいる。 「月次レビュー」-独立した社会主義雑誌-を主宰しているエコロジー派のマルクス主義者です。 monthlyreview.org サイトは英語だが翻訳さ…

さよなら原発2024-飯田講演

今日は東日本大震災・福島原発事故から13目になります。 さよなら原発くまもとでは屋内集会を開催。 昨年につづき飯田哲也さんを招いて講演がありました。 膨大なプレゼン資料を使って、再エネが進む世界と、1周2周と遅れる日本の現状を話されました。 …

斎藤幸平、三井化学で基調講演 予定

斎藤幸平氏が、大企業である三井化学のフォーラムに呼ばれ基調講演をするそうです。(3/22) テーマはリジェネラティブな未来について(リジェネラティブ→再生的) 私も面白そうなので視聴したいと思います。 HPには、「『三井化学フォーラム 2024』のテーマ…

2月なのに、雷雨

1週間前は2月なのに、昼の気温が23℃近くまで上がり、クーラー効かせて配送の仕事をした。 今日は、雷がなり、6月の梅雨を思い起こさせるような土砂降りだった。 今年も世界の平均気温は、更新しそうで、産業革命前から1.5℃を超えそう。 冬場はいいけ…

マルクス解体⑥ そして再生

「マルクス解体」とは、主にエンゲルスがまとめた旧来のマルクス像に対し、マルクスの晩年の研究に光をあて、新しいマルクス像を再構築しようというもの。 以下、小林拓音氏の書評はおもしろい。 「動物の健康を憂うマルクスを。感染症のリスクを意識するマ…

1.5℃超えた

昨年の世界の平均気温が産業革命後、はじめて1.5℃を超えた。 パリ協定で1.5℃以下をめざすとし、その為に温室効果ガスの排出を2030年までに40%以上減らすと各国は決めたのに。 しかも、この重大事態が大きなニュースにならず、騒がれていない。 多くの人…

立野ダム-試験湛水 満水

昨日4日、立野ダムが試験湛水が満水なると聞き、カミさんと写真撮りに出かけた。 サーチャージ(満水)状態で、ダムの上部から水が流れていた。 . 線状降水帯が阿蘇熊本市から阿蘇一体にかかって激しい豪雨をもたらせば、ダムは直ぐに満水になって、下の3つ…

茂木健一郎さん・斎藤幸平さん-ラジオ

昨日の茂木健一郎さんラジオ番組・ドリームハートに、斎藤幸平さんが出演。 ラジオなので聞きやすく分かりやすい。 斎藤さんの「人新世の資本論」はトルコ語にも翻訳され、世界的な広がりをみせている。 マルクス主義の哲学や経済思想などで、これほど世界に…

西南極氷床 12万年前崩壊

今日の「赤旗」12面です。 西南極の氷床が12万年前に崩壊してりた可能性があるとの研究結果が国際研究グループによって発表された。 南極半島では温暖化が進み棚氷の崩壊、分離が起こっている。(過去ブログ-ラーセンC) adayasu.hatenablog.com この海域…

2023年 最も暑い年に

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斎藤幸平の分岐点、その先へ

「毎日」1/7付に斎藤幸平氏の投稿が載っている。 複合危機がテーマだが、彼も試行錯誤していると書いている。 その一つがテレビ出演。 サンデージャポンへの出演依頼へのに対する迷い。 同じTBSの「情熱大陸」でも同様だったが、密着取材したディレクターか…

斎藤幸平×ジェレミー・リフキン

1/7「朝日」オピニオンに、「気候危機と人類の今後」と題した斎藤幸平氏とジェレミー・リフキン氏の対談が載っている。 両氏は、地球環境・気候危機問題の認識では一致し、危機感とシステムチェンジの必要性では認識を共有してている。 ジェレミーさんは、現…

大衆の力3.5%で変化、25%で劇的長期的変化

グレタの「気候変動と環境危機」の続きです。 「市民的抵抗」のエリカ・チェノウェス(ハーバード大教授)も寄稿している。 3.5%が動けば社会は変わる! -研究にもとづいた論及だ。 気候危機を回避するためのは、世界でどれほどの人が動けば可能か? 世界…

社会的で簡単で支援的で物語的で信号を~

グレタの「気候変動と環境危機」の続きです。 「気候危機への無関心を克服する」とのタイトルで、ペール・エスペン・ストクネスという人が書いている。 科学者は早くから、しかも繰り返し、気候危機を警告している。しかし、世界の人々はなかなか動かない。 …

永久凍土 融解

北極圏の永久凍土の融解が進んでいる。 大気の熱を吸収と氷が融解。本来、高温になって生きていけないほどの空気になっているはずだが、氷を融かすことで緩和されている。 そのせいで、温暖化の感度を弱く認識していて、対策が進まない。 これは海の温暖化も…

ジェイソン・ヒッケル「脱成長」

久しぶりにグレタの「気候変動と環境危機」です。 436ページもある中で、途中ほかの本を読みながら、やっと345ページまで読みました。 ジェイソン・ヒッケルが寄稿しています。 わかりやすい。 斎藤幸平もよく言いますが、CO₂削減とマテリアルフットプリント…

COP28

ドバイで開かれていたCOP28が終わった。 「赤旗」日曜版12/24付に、COPに参加された地球環境市民会議の早川光俊専務理事のインタビューが載っている。 会議の注目点として、心配された「化石燃料の段階的廃止」は合意できず、「化石燃料から脱却しよう」との…

「マルクス解体」⑥脱成長コミュニズム

斎藤幸平氏は、資本主義的生産に比べ、脱成長コミュニズムの方が地球環境の破壊を招いている--人と自然の「物質代謝の亀裂」を修復する可能性を5つあげている。 脱成長コミュニズムは、 ①社会的生産の主目的が「剰余価値」から「使用価値」の生産に変わる。…

マルクス解体⑤ 史的唯物論

マルクス解体のつづきです。 若い頃に学んだマルクスの理論の中に、史的唯物論があり、社会は法則的に発展するものと教えられた。資本主義から社会主義は不可避な法則で、その革命を早めるために活動するのだと。 社会の進歩は生産力の増大であって、生産関…

マルクス解体⓸ MEGA第4部門

古い「経済」が本棚から出てきた。 2011年5月号で特集「マルクス『資本論』のすすめ2011」となっている。 線を引いていないので、読んでいなかったようだ。 この中の大谷禎之助氏の論文--「『資本論』研究とメガ(MEGA)の意義」を読んだ。 大谷氏は、マルク…

今年の平均気温は1.5℃に

世界気象機関によれば、今年の世界の平均は産業革命以来、1.4℃を記録しそうとの事。 パリ協定で1.5℃未満を決めたが達成は、きわめて困難な状況だ。そのことに対する危機認識が社会において薄すぎる。 特に世代間の格差がある。私たち大人は、気候災害からの…

マルクス解体②「富」の概念

斎藤幸平の「マルクス解体」の続きです。 マルクスは、「資本主義の的生産様式が支配的に行われている社会の富は、一つの『巨大な商品の集まり』として現れ、一つ一つの商品は、その富の基本形態として現れる。それゆえ、われわれの研究は商品の分析から始ま…

プロメテウス「マルクス解体」①

斎藤幸平の「マルクス」解体の2回目を読み始めている。 . 難しすぎるので、少しわかった気もする最終章「脱成長コミュニズム」と富の潤沢さ---から少しずつ感想を書いていきたい。 斎藤幸平は7章の書き出しのところで、「マルクスは革命は世界史の機関車で…