サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

持続可能な社会

江守正多・飯田哲也・斎藤幸平-人新世を語る

江守正多さんと飯田哲也さんと斎藤幸平さんの対談です。 この組み合わせはスゴイことです。 そして話題の中心が「脱成長」です。 意外や意外、意外と「脱成長」は、かなり受け入れられています。その内容のアップデートを求める。 グリーン・ニューディール…

「地球環境問題とは何か」J・ハンセン証言

昨日紹介した米本昌平氏の「地球環境問題とは何か」(岩波新書)について、追加で書いておきたい。 1994年、27年前に書かれている本ですが、科学ものではあるので、時を経た現在から見て、修正することはいっぱいあるようだが、さて現在の、著者の思いはいか…

「グリーン・ニューディール」④ マルクス

「グリーン・ニューディール」のつづきです。 著者の明日香壽川氏は、斎藤幸平の「人新世の資本論」に、大枠賛成し、いくつかの批判的意見を展開、27年前に書かれた米本昌平氏の「地球環境問題とは何か」(岩波新書)で、マルクスへの言及について紹介して…

斎藤幸平(経済思想研究者)×小川淳也(衆議院議員)の対談

斎藤幸平(経済思想研究者)氏と小川淳也(衆議院議員)の対談動画です。 www.youtube.com . . 斎藤幸平氏と大井赤亥氏の対談 www.youtube.com

環境革命の虚実」②サーキュリー・エコノミー

環境革命の虚実」の続きです。 「『グリーン経済成長』に向けて企業と国がなすべきこと」と題した、高村ゆかり東大教授と沖大幹東大教授の対談が載っている。 遅れている日本がEUや中国に追いつくうえでは、参考になる内容かもしれないが、経済成長を本質…

地球温暖化の中で生きている私たち-学習会

今日、県新婦人内の日本共産党後援会のZoom学習会があり、地球環境問題で話をさせていただきました。 「地球温暖化の中で生きているわたしたち」-のリモートカフェというタイトルでした。 これまで話してきた内容をベースに、 ①ティッピングポイント ②気候正…

ブランドと貧困と資本主義

「赤旗」7/14です。 コロナ禍で服の需要が伸びず、海外のアパレル産業、縫製労働者への収奪と切り捨てがひどくなっています。 先進国の店頭に並ぶブランド品や格安品。 どんな人のどんな労働を経て、商品が店にならんでいるのか? 服を手に取るときに想像し…

グリーン・ニューディール② 気候訴訟

明日香壽川著のグリーン・ニューディールのつづきです。 世界各地で若者たちなどによる訴えで、気候変動裁判が行われている。 2050年5月時点で1500以上の気候関連訴訟があり、なお増えているという。 これは多くの政府・政治家が、化石燃料産業からの政治献…

気候変動を止められる最後の世代-新婦人しんぶん

今週の「新婦人しんぶん」に、 政府も企業も社会も 気候危機に本気で動く時 私たちは気候変動を止められる最後の世代 との記事が載っている。 FFF仙台--若い人たちの気候アクションのスローガンです。 ごらんください。

脱成長③ 人口問題

人間は、地球上で毎年毎年、83000万人ほども増えている。 これはドイツの人口と同じぐらいだ。 人口増の問題は、地球の限界との関係で重要なテーマだが、このテーマは、子どもを産む産まないと言う問題で、とてもセンシティブだ。 セルジュ・ラトーシュ…

再エネ発電コストの下落

GLOBEの6/6付のつづきです。紹介します。 「再エネは安い」世界の常識になっている。この10年で太陽光の発電コストは8割以上、風力は6割下がって、世界の2/3の国・地域では再エネが最も安い電力になっているという。 日本では、まだ再エネは高いという国…

風力発電の現在

「朝日」で無料配布されているGLOBEの6/6付けは、風力発電特集で興味深く読ませていただいた。紹介する。 最初のページは、「最大の風力大国・中国 実質ゼロ前倒しも」。 知らない人は知らないが、中国は世界一の風力発電大国だ。技術力も規模もダントツ。 …

脱成長① 有限の地球での無限の成長?

「脱経済成長」という言葉は斎藤幸平氏の本から知ったが、実は早くからそんな理論や運動があったとは知らなかった。 セルジュ・ラトーシュ著の「脱成長」(とはいえ斎藤氏の推薦本として知った)を読んでいる。この方は80才を超えるフランスの経済思想家だ…

斎藤幸平の分岐点ニッポンータテカン文化

月初めの日曜日の「毎日」です。 斎藤幸平の分岐点ニッポンーが連載されており毎回楽しみにしています。 6月は、「京大タテカン文化考」です。むかしは大学にたててあった「立て看板」、今は学当局の規制でほとんど立てられない状況のようだ。 しかし、細々…

マルクスとエコロジー

「マルクスとエコロジー」(堀之内出版)岩佐茂・佐々木隆二著を、ボチボチ読んでいます。 難しいのは承知の上です。 しかも中古本で3000円以上もした。 金額に見合う知識の吸収ができるか?自信ない。 . 主な目当ては、斎藤幸平さんが書いている「『フラー…

ヤマモモの挿し木

ヤマモモです。 河内の山里に集金に行った家の庭にヤマモモがなっていました。まだ青いのですが家の人に言って枝をもらってきました。 . この季節、子どもの頃のオヤツがよみがえり、ヤマモモの木が気になります。 この時期はビワとスモモとヤマモモぐらいし…

キューバ経済の困難と持続可能社会

元共同通信のジャーナリストの伊高浩昭さんの「カストロが退陣したキューバ」の記事を月刊「社会民主」6月号で見つけた。紹介したい。 私のこれまでのキューバ紹介とは違い、伊高氏によれば、キューバの状況はかなり厳しいようだ。 キューバは革命後、フィ…

シェルにCO2削減命令--オランダ地裁

欧州の温暖化対策が本気も本気だと示された。(「赤旗」5/28) オランダ裁判所の判決だが、自国(蘭・英)の石油会社のシェルに対して、あと9年しかない2030年までに、CO2排出45%削減(19年比)するよう命じたからだ。スゴイ。 これは画期的だ。会社…

 日本版グリーンリカバリー

「赤旗」にのったグリーンリカバリーの東北大教授の明日香さんのグリーンリカバリーの提案を紹介します。

日雇い労働者の街「釜ヶ崎」では ー斎藤幸平氏 出演ー(MBS)

MBSテレビ放送(20.12.25日)の 日雇い労働者の街「釜ヶ崎」では〝空き缶の奪い合い〟も... がとても興味深かった。 日雇い労働者の街「釜ヶ崎」(大阪市西成区)でもコロナの影響が広がっている。その現地ルポがあり、斎藤幸平さんも同行。 ボランティア組…

「資本主義を離脱した国」キューバの豊かさ

雑誌「食べ物通信」に「豊かなキューバ社会」(中野健太)の連載がある。カミさんがとっているので6月号をちょっと紹介。 革命を起こし、資本主義から離脱、米国を中心とした諸国の厳しい経済制裁が長く、貧しい国キューバ。 しかし豊かな面がある。 一番の…

マルクスとエンゲルスの自然観・社会観の違い--物資代謝の亀裂から

斎藤幸平氏の「大洪水の前に」から、エンゲルスとマルクスの自然感・社会感=物質代謝論の捉え方の違いを少し勉強中。 . 「こうして大土地所有は、社会的な物質代謝と自然的な、土地の自然諸法則に規定された物質代謝の連関のなかに修復不可能な亀裂を生じさ…

惑星の物質代謝⑥--畜産

「この牢屋のなかで動物たちは生まれ、殺される日までそのなかにいる。問題は次のようなことだ。このシステムが、飼育システムと結びついて、動物を単なる肉と脂肪の塊に変えるために、異常な形で成長させ、その骨を抑えつけるが、しかしそれ以前は、(1848…

タイタニック号

先日、テレビで久しぶりに映画のタイタニックを見た。 改めて映画として良くできていると思った。 . 現在の人類の活動は、タイタニック号が氷山にぶつかり、沈没する前の状況に似ていると思う。 当時のタイタニック号に乗っている人で、このまま速度を落とさ…

物質代謝の亀裂ー「必然の国」「自由の国」

斎藤幸平氏の『大洪水の前に』のポルトガル語版の出版を記念して、ブラジルのエコ社会主義者サブリナ・フェルナンデスとの対談番組が放送されました。 翻訳のせいなのか、私の理解力不足のためか、わかったようで分からないようでわかったような動画でした。…

脱成長 ③成長を追いかける心理的・社会的基盤

高い経済成長が良いとされるのが今の社会。 3%以上の経済成長は当たり前という国も多いし、そう考えている国民も多い。 しかし、わずか年3%と思える成長率さえ、指数関数的な成長となり、その意味を考えてみる必要がある。 3%なら24年ごとに倍になる…

脱成長 論②

実は、下の方の写真。見えずらいですがトンボが何匹も写っています。 交尾中のトンボも。. さて、今日のテーマ「脱成長」 世界中が、成長、成長と言って煽り、過激な競争を繰り返し、生産し、消費し、廃棄する。 その為に、人々はあくせく働き、労働時間を伸…

脱成長-論

なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える作者:ヨルゴス・カリス,スーザン・ポールソン,ジャコモ・ダリサ,フェデリコ・デマリア発売日: 2021/04/28メディア: Kindle版 「なぜ、脱成長なのか」バルセロナなどの運動の人たちが書いた翻訳本。 もう…

コロナ下の環境問題-江守・露木さん

「毎日」5/4に、江守正多さんと露木志奈さんの対談が載っている。 「コロナ下で考える環境問題」がテーマ。 気候変動の危機を煽るようないい方だと、希望がなくなり人々は動かなくなる。 かといって、現実の危機は手遅れなほどに進行している。 また、人々は…

70%の薬を自国製造できる国-キューバ

70%の薬を自国製造できる小国って? キューバです。 そして医療費は無料。 キューバの新型コロナの感染者は、4/2現在で7万8000人程。死者数は431人だそうだ。 経済的に豊かでないのにワクチン開発も進め、現在、臨床試験をしている。 ワクチンを製…