今日の「赤旗」12面です。
西南極の氷床が12万年前に崩壊してりた可能性があるとの研究結果が国際研究グループによって発表された。
南極半島では温暖化が進み棚氷の崩壊、分離が起こっている。(過去ブログ-ラーセンC)
adayasu.hatenablog.com
この海域に生息するタコの遺伝子を解析した結果、12万年前あたりに西南極氷床の完全な崩壊が起こったとする。
この時期、最終間氷期の平均気温は、産業革命に比べ、1.5~1.5℃高かったと推定されていて、現在よりも5~10mも海水面は高かったとされる。
昨年は、1.4℃高い平均気温が観測されている。世界全体で化石燃料の使用を通じて排出される二酸化炭素(CO2)は今年、過去最大規模になりそうだ。
昨年の世界のCO₂総排出量は、化石由来を中心に409億トンと、過去最大だった昨年から横ばいとみられる。
濃度についは現在、約420PMとの発表もあり、過去300万年前とか、1400万年前(4~5℃高かった)とかいろいろ説もある。
西南極氷床の崩壊、10m近い海面上昇は避けられない道へと、人類は踏み出したようだ。
12年前は数千年かかっての海面上昇だろうが、今回は数百年で起こるだろう。
自然現象と違い、人類が引き起こしている地球システム破壊は、それほど地球史では異例の規模を速度という事になる。
これほど科学者の警告があっても、人々は戦争と消費と浪費に夢中だ。