サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

民主主義・人権

「橋下教育」-新聞論評、好ましい変化

新聞の記事で、橋下主義に関し、好ましい変化がおきている。 今日の「熊日」に春木進編集委員の記事が載っている。「橋下改革案、教師に絶望感」の見出しで、取材した教師の率直な思いが示されている。 大阪の現実⇒大阪市の教員の精神疾患による求職率(08年…

真実の瞬間−赤狩り

赤狩りをテーマにした映画「真実の瞬間」は1991年頃だったか、封切されて直ぐに見に行った記憶がある。実話、必見です。 売れっ子映画監督デイヴィッドは、弁護士から、自分の名前がブラックリストに載っていると知らされ、「誰かを売る」事を薦められた。…

赤狩り⇒実は『自由狩り』

橋下市長は、職員への思想アンケート調査について、得意の言い訳をし始めている。 担当の野村修也同市特別顧問(弁護士)は1日、記者会見で大阪府労働委員会の判断が3月中に示されなければ「保管しているデータは廃棄する」事を明らかにした。 橋下市長は…

 日の丸・君が代 不起立

報道ステーションで橋下市長の思想調査アンケートを報道していた。双方の主張も弁護士も出し、これまでの報道にくらべれば比較的公平な視聴者に分かりやすい内容だった。 しかし、連日、橋下ばっかし。こうも露出が続きすぎるのは、橋下側としてもメディア対…

橋下主義を許すな!

「日本再生の切り札じゃないか。カジノ、これしかない。停滞する日本経済に明らかに効果が見込める観光施設を否定するのは間違いだ」(マカオを視察して) 「ゲームセンターへ行ってもみんなそれぐらい使っている。反対する人は観念的に、いいこ子ちゃんにな…

キャラ立ち政治⇒橋下キャラ

「教育は2万%強制」「教育は強制そのもの」「ほっといたら、挨拶だってできません。おしっこだって、その辺でし放題」⇒言いたい放題はこの人、橋下徹氏(11年6月ツイッター)。こんな暴言、口八丁は、なぜか許されている。 もし私が言ったら、“ブログ炎上”でしょ…

失言で辞任、暴言で人気の不思議

ちょっとした失言で大臣を辞任する人は自民党政権も多かったが、民主党もそのDNAを引き継いでそうとう多い。 昨年、松本龍復興相の被災地での不適切発言に続いて、鉢呂大臣も取材記者に対して「放射能をつけたぞ」と述べたことで騒がれ辞任した。確かに品位…

思想調査⇒ネットと大手メディア

大阪市役所労働組合 のサイトもごらん下さい。 組合の掲示板とは言え、賛否両論が載ってまして、いずれにしても参考になります。特に橋下市長賛成意見は、その気分感情と、作用している背景要因を想像する参考になります。 いろいろな報道やネットにあふれて…

市職員思想調査アンケート⇒あなたならどうする?

大阪市職員アンケート調査は、紛れもない思想調査で重大な憲法違反だ。だがメディアでそんな指摘をしたものはまずない。事態がわかっていない。呆れる。あすは我が身だぞ。 これがアンケート調査依頼 行政当局による「良心の自由」圧殺は、北朝鮮化です。世…

維新八策と共産党の財政案

橋下維新の会の「船中八策」が連日報道されている。今度の土日のテレビにもひっぱりダコだろうなー。狙いどおり。 橋本市長のインタビューを見るとバラエティー番組で言いたい放題しゃべり、中島岳史教授が言う「仮想の利益」の提示って感じですね。橋下にす…

決定できる民主主義−橋下徹

朝日新聞の12日付けに、橋下大阪市長へのインタビューがのりました。さすがに記者もポイントをついた質問でした(少しヨイショ)。 「アジア諸国との競争に勝つ」の見出し。 橋下氏は、「今の日本人の生活レベルは世界でみたら、五つ星級の贅沢なもの」と言…

「船中八策」⇒橋下チルドレン大量発生か?

橋下維新の会が「船中八策」なるものを発表した。新しい言葉には、装い狙ったイメージがある。実態はいかに? ①から⑧まで、名前は改革だが⇒実は改悪。 憲法改正まで入れいるので、国民が本当に物事を判断できるかどうか?いよいよ試される事になる。以外と悪…

橋下徹言論テクニック③ 「約束の反故」

橋下「本」のつづきです。 「交渉において重要なのが、こちらが一度オーケーした内容を、ノーとひっくり返していく過程ではないだろうか。まさに、詭弁を弄してでも黒いものを白いと言わせる技術である。“ずるいやり方”とお思いになるかもしれないが、実際の…

橋下徹の言論テク② 「丸め込み術」

「皆様は破産会社の従業員であるという点だけは確認して下さい。民間会社で破産、倒産という状態なら、職員の半数や2/3のカットなんて当たり前です。お給料が半分に減るなっていうことも当たり前えです」⇒テレビの映像で何回も聞いた、橋下知事の就任時の…

橋下徹の言論テク①-「仮想の利益」

次の総選挙で橋下・維新の会が「台風の目」として、みんなの党との連携や新党結成の話が盛んです。とりあえず注意深く見守るとして…。 実は、アマゾンの中古本を探していまして、、、写真の橋下「本」です。 昨年の秋ごろは、2千数百円だったので、もう少し安…

余傑氏の亡命―現代マルクス主義考

報道によれば、中国の人権活動家で作家の余傑(よけつ)氏がアメリカに亡命した。 亡命先のアメリカで、国家政権転覆扇動罪で投獄されているノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏の釈放など、中国の民主化に向けて活動を本格化すると語ったようだ。 前にも書いたが…

議員削減と政党助成金

民主党政権が国会議員の定数削減を国会に提出すると決めた。衆院比例180人⇒100人に、小選挙区300人⇒295人に減らす。 毎日の試算によれば表のとおりの結果になる。消費税増税、TPP推進、原発推進政党が更に多数になり、中小の共産党などの反対…

茶色の朝 -誰かが朝早く、ドアをたたく

「茶色の朝」(フランク・パヴロフ著)を最初読んだ時、朝の意味が分からなかった。 いろんな種類のネコ、どらネコ、捨て猫が街をはいかいして人間社会に悪さをする。 「茶色の猫」は、都市生活に適している。子どもを産みすぎず、エサも少なくてすむことが選…

君が代 不起立懲戒処分 最高裁判決

卒業式などで東京都が、日の丸に向かって起立せず、君が代を斉唱しなかった教員を懲戒処分した問題での判決が最高裁で下された。 教員の戒告の裁量権は認めたが、更に厳しい停職・減給は慎重であるべきとの判断が示され、取り消しを命じた。 大阪の橋下市長…

ヒットラーとチャップリンの演説

前世紀の事とはいえ、日本ではまだ体験し(中?)、克服したことのない「民主的」な独裁政治・社会への過程。現代マルクス主義-考⇒ 「支配と従属」 ―3つの動画をごらん下さい。 ヒットラーの演説 . チャップリンの演説 . ヒットラー演説の作為の吹き替え この動…

ハシモト大阪都構想=関西財界の狙い

自民党知事であろうと橋下知事であろうと、違いがないのは、関西財界系と言うことでしょう。 大阪府も大阪市も赤字を作り出したのはバブルに踊って、開発に税金をつぎ込んだのが一番の原因。 それは自民党府政・市政の責任であり一般職員に責任はない。もち…

府の財政は本当に好転しているのか?

選挙後も毎日のように、テレビのニュースになる橋下徹氏。 わたしは、橋下にヒドイ政治家だと言う前に、なぜ大阪市民、特に若い人が嬉々としてハシモトに投票したのか、そっちの方が不思議で不思議で?です。 その背景や構図を知りたくていろいろ物色していま…

ハシズム現象―考

大阪知事選・市長でのハシモト選挙について考察をしています。 今日の日本社会にハシモトのような政治家を生み出す土壌があるようですね。生み出されるのは、小泉だったり、石原だったり、阿久根市の竹原だったり、名古屋の河村だったり、東国原だったり…。 …

映画-「弁護士 布施辰治」を観ました

映画-「弁護士 布施辰治」を観てきました。 旧憲法下で、働く人々や朝鮮、台湾、体制に抵抗する人たちのために、弁護士として頑張った人がいた事は知りませんでした。 布施辰治が「国民」とかでなく、くりかえし「人類」と言う表現をしていることが目を引き…

弁護士 布施辰治

「生きべくんば民衆と共に、死すべくんば民衆のために」⇒弁護士-布施辰治、こんな人がいたなんで知りませんでした。 戦前、戦争まっしぐら、人権も民主主義もない時代に、虐げられ、差別された人たちに立場にたった弁護活動らしい。 植民地支配をしていた朝鮮…

村上春樹スピーチ 「非現実的な夢想家」

村上春樹氏のスピーチには、たくさんの人がブログに書き、コメントをよせるだろう。私は立派なことを書けないけど、少しだけ思いを書いてみたい。 ジョン・レノンの「イマジン」の思いこそ、本当の現実家なのだろう。多くの人々が幸福になれるようにとの思いを…

住民勝訴-「原発裁判」-司法の勇気

司法が住民や国民よりも、企業や国家の味方をするのは、私の目からすれば、しょっちゅうあることです。(主要メディアも似たようなもの) 上記「朝日」インタビュー記事は、さすが「朝日」と言えるもので、わかりやすく、元裁判長の思いがしっかり伝わってきま…

「君が代」-押しつけは、歌ではない

今日の「熊日」夕刊「こち編」には、「日の丸・君が代反対の教員はおかしい」(82才男)と電話記事があり、他にも「嫌う人の理由がわからない」「国旗・国歌が決まってる以上認めるべき」「職務命令に従うべき」(61才)との電話もあったようだ。 保守王…

「起立」・「君が代」を歌いなさい!最高裁が判決

公立学校での君が代の起立、斉唱命令が合憲との最高裁判決が出た。最高裁の裁判官を内閣総理大臣が任命するなら、権力におもねる判決を出すのは想像できる話。 むかしは、日の丸、君が代--そこまで強制はなかったのに。原発裁判の判決もまともなのは1件だけ…

熊日-『取材前線』-「低投票率」の認識

「熊日」5/17付け『取材前線』に「身近な市議会めざせ」の囲み記事(Y記者)が載った。 読みながら「そーねー」「ふんふん」と思いながらも、「あれーっ」と気づいたのは、「大震災・原発事故」事が一言も書いてないこと。どちらかと言えば一般的な議会批判の…