サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

橋下主義を許すな!

 「日本再生の切り札じゃないか。カジノ、これしかない。停滞する日本経済に明らかに効果が見込める観光施設を否定するのは間違いだ」(マカオを視察して)
 「ゲームセンターへ行ってもみんなそれぐらい使っている。反対する人は観念的に、いいこ子ちゃんになって言っているとしか思えない」(朝日10.12.24)
小さい頃からギャンブルをしっかり積み重ねて、全国民を勝負師にするために法案通過を」(10.10.28ギャンブリング・G学会)
 橋下氏の発言です。こんな発言が許されて、知事なり市長なりになって、思想調査をし、支持率が高くなる。なんでやねん。
 橋下氏の信念に「競争」というのがある。過度の「競争」を好むし、それを社会に押しつける。
ビジネス社の「橋下主義を許すな!」で、内田樹神戸女学院大名誉教授が競争について、こう述べる。
「子どもたちを閉じ込めて、閉鎖集団の内部で相対的な優劣をつけて、想定的優位者に報酬を、劣者に罰を与えるということをしたら何がおこるか。集団全体の学力が下がるだけなんです」
「閉じられた集団の中の相対的な優劣を競うのであれば、自分の学力を上げることと、まわりの学力を下げることは「同じこと」だからです」
「自分の学力を上げるのと、まわりの子どもの学力を下げるのでは、後の方が圧倒的に費用対効果が高い」
「子どもたちは、争って、となりの子どもたちの学習意欲を失わせようとする」
 
 どちらかといえば、過度な競争より、共演の方が集団としての力がアップするのが実証されつつある。