サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

キャラ立ち政治⇒橋下キャラ

 
 「教育は2万%強制」「教育は強制そのもの」「ほっといたら、挨拶だってできません。おしっこだって、その辺でし放題」⇒言いたい放題はこの人、橋下徹氏(11年6月ツイッター)。こんな暴言、口八丁は、なぜか許されている。
  もし私が言ったら、“ブログ炎上”でしょうか。
  テレビ劇場の一般社会化が著しく、日本はキャラ社会になっている。石原都知事の強力キャラ、東国原の「どげんかせんといかん」キャラ、橋下市長は、口八丁手八丁だが「改革派リーダー」キャラでしょうか…。
 劇場の観客なら面白がっているだけですむしれない。しかし政治となると、増税・負担増の法律、制度となっても後の祭り。小泉さん『痛み改革』で体験したハズなのに…。
 社会的、法的に大問題の暴言でも、キャラとしての発言と振る舞いのイメージとして受け止めてしまう。これでいいのか?と思います。
 相原博之著の「キャラ化するニッポン」を買って読んだのは2007年の秋頃だったかな。小泉さんの郵政解散の劇場選挙が盛んに語られていたころ。
 相原氏は「『自民党をぶっ壊す』『抵抗勢力』もその実質的内容から、イメージだけが乖離し小泉純一郎という『型破りなヒーロー』というキャラを強化する働きだけをした」と述べ、「国民は、小泉内閣の政策そのものには関心がなく小泉純一郎と言うキャラと彼の口から飛びず名セリフだけを支持した」と語る。
 特にテレビメディアの絵を介したイメージキャラ。これに論壇や知識人、ジャーナリストは、キャラの実際、実態については、しかるべき議論をしっかりと対置すべきでしょう。もちろんテレビメディアもです。