サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

住民勝訴-「原発裁判」-司法の勇気

 司法が住民や国民よりも、企業や国家の味方をするのは、私の目からすれば、しょっちゅうあることです。(主要メディアも似たようなもの)
 上記「朝日」インタビュー記事は、さすが「朝日」と言えるもので、わかりやすく、元裁判長の思いがしっかり伝わってきます。(さすが「朝日」記事をもっと増やして)
 当時、裁判長だった井戸さんは、滋賀原発2号機の建設差し止めの判決を言い渡した。(その後、上告され高裁で逆転敗訴、最高裁も同様) 「原発」素人の裁判官がどんな審理、論理で、勇気が必要な判断を下したか、よくわかります。考えてみれば、本当に安全かどうかをキチンと確かめただけで、特別なことは何もないような印象です。あたりまえの事に勇気がいる。どの世界でも。
 井戸さんは、裁判官としての信念、「救済すべきものを救済する」「司法は市民の最後の砦となるべき」と結んでいます。
 こんな人がいたとは知らなかった。本来なら原発事故が起き注目される前に、判決文で注目されたかったろうし、私たちはすべきだったと思う。今からでも知ってほしい。