サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

熊日-『取材前線』-「低投票率」の認識

 「熊日」5/17付け『取材前線』に「身近な市議会めざせ」の囲み記事(Y記者)が載った。
 読みながら「そーねー」「ふんふん」と思いながらも、「あれーっ」と気づいたのは、「大震災・原発事故」事が一言も書いてないこと。どちらかと言えば一般的な議会批判のレベルで満足されているカンジ。それにしても天下の熊日さんの記事で、選挙に大きな影響を及ぼしたはずの「震災・原発」「自粛問題」に触れていないのは、何か特別の考えがあってのことだろうなー。と思いつつ…「しかし、なんでだろう?」と、考えあぐねています。記事を読んだみなさん、とう思います?
 私たちは、震災の救援復興に政府も国民も力を尽くすべきと、全国的な選挙の延期を申し入れた。世論もそんなカンジだった。しかし民主党政権は選挙を行った。東京・関東近県などでは、放射能騒ぎで選挙どころではない雰囲気だったろう。
 熊本では、県議会も市議会も宣伝カー自粛を決議、その事への「熊日」の報道もとおりいっぺんだったと思う。そりゃ現職さんや実力者には都合がいい自粛でしょう。ブログで何回も書いたが、「自粛しますか?」「候補者カーは出しますか?」の取材ばかりでうんざりだった。
 どうも記者さんらは、メディアの役割が理解されていない?ような気がしてならない。こんな大問題が起きて、熊本市ならどうするのか?選挙をやるなら、それらを正面から論ずるのが当然だし、論点を整理して多角的な視点を示すのがメディアの仕事だろう。新聞もテレビもそれは、あまりされなかった。私達も争点を提起したが影響力は微々たるもので力不足の責任を感じる。自粛決議の現職さんの責任は大きい。主権者も失ったものが大きい事を理解すべきと思う。国政よりも市議選がはるかに投票率が低い事には、主要メディアの責任が大きいと思うし、リテラシーが未熟なメディア依存症の実態をみる思いです。