サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

憲法9条・立憲主義

憲法記念日

今日は憲法記念日で、小森陽一さんの講演があり参加しました。 講演のあと「憲法改悪を許さない熊本ネットワーク発足」会があり、歌を歌いながらのパレードでした。 そこに変な男性がずっとついてきて、スピーカーで「共産党は朝鮮人労働者の賃金を返せ」と…

与那国ミサイル配備

4/27「赤旗」です。こんな報道が主要メディアに少ない。 台湾がすぐ目の前の与那国島。 当時、自衛隊誘致を進めた前与那国町長と町議会議長がインタビューに答えている。ぜひ読んでほしい。 地対空ミサイル、地対艦ミサイル、中距離ミサイル配備は、米軍にと…

日中両国関係の前向きの打開のためにー各界から

共産党の「日中両国関係の前向きの打開のために」の提言に対し、各界から共感の声がよせられました。4/9付け「赤旗」日曜版より。 こんな声こそ、大きく広がるべきだと思います。

戦争に加担せず-佛教者

「赤旗」4・6掲載のインタビューが良かった。 佛教大学名誉教授の廣瀬さん。 浄土真宗平和協会は、アジア太平洋戦争に浄土宗がどう関わったのかの歴史検証を行っているとのこと。 総力戦の中で非戦・反戦を貫くことができなかった反省が根底にあるようです。 …

元空将補が語る専守防衛

今週の日曜版に元空将補の林吉永さんがインタビューに答えていて、航空自衛隊の元幹部だけに重たい言葉だ。 いま「安全保障関係の悪化」などが自民党政権や軍事関係者から語られ、それが無批判に頻繁に報道されているが、冷戦時代に比べれば、とてもそこまで…

「専守防衛愛国者」

今日の「赤旗」に現役自衛隊員のエールが載っている。 「私は、純粋に『愛国者』の生き方に憧れ自衛隊に入隊しました。私を育んでくれた両親や友人、長い歴史と文化、伝統を持つ、日本という共同体を守りたい。この思いはずっと変わりません。『愛国者』の一…

トマホーク1発で保育所2カ所

トマホークは1発5億2800万円らしい。 これは90人規模の保育所を2つ作れるようだ。120人規模の特養ホームなら1カ所。 少子高齢化のおり、高い米ミサイルを買うより子育て、高齢者のために使うべき。 こんな報道は、ほとんどされないので、国民は知らない。…

日中両国関係の前向きの打開のために-各界から共感

共産党の「日中両国関係の前向きの打開のために」の提言に対し、各界から共感の声がよせられました。(「赤旗」) こんな声こそ広がるべきだと思います。 .

日中両国関係の前向きの打開のために-共産党の提言

日中両国関係の前向きの打開のために-日本共産党の提言が31日「赤旗」に掲載された。 志位委員長が岸田首相に手渡し、主旨を伝えた。 自衛隊関係者、多くのメディアも中国への対立だけを煽るなかで、道理をふまえ、過去の日中合意を土台にした提言だ。 しか…

敵基地攻撃能力

今週の「赤旗」日曜版です。 大手メディアの報道が少ない中で、大事な役割を果たしています。 極超音速高速滑空弾とか極超音速誘導弾とかは、ロシアや中国の方が開発が進んでいて、それは米軍を標的にしたもの。 日本がそんなミサイルを持てば、相手国は更に…

「基地国家日本」の形成と展開⑩

松竹氏も願っているだろう、日本とアジアの平和への道。 それが今、敵基地攻撃能力の保持、自衛隊基地の堅固化や弾薬庫の増強など継戦能力の向上、その為の予算確保など、戦後日本の重大な大転換を進めている自公政権とそれを後押しする一部野党。 その時に…

「基地国家日本」の形成と展開⑨

松竹伸幸氏の著書「「基地国家日本」の形成と展開」には、「外交権の核心を譲渡して自動参戦」の項目がある。 23年前の本で、まだイラク戦争も起こっておらず、日米共同作戦の「新ガイドライン」が問題になった頃で、当時の松竹氏の指摘はうなずくことばか…

与那国島の自衛隊

news.tv-asahi.co.jp 与那国島には、ついにミサイルを配備し、弾薬庫もつくる動きがあり、日米共同訓練では、島内を起動戦車も走り回っている。もはや有事の際の戦場下はさけられないだろう。(写真・16式機動戦闘車:陸自HPより) 与那国島の自衛隊基地建設に…

「転換期の日本へ」-ガバン・マコーマック

休んでいた「転換期の日本へ」の続きを読み終えて、先島諸島の歴史問題について少し学んだので、書いておきたい。 今、宮古島、石垣島、与那国島などの先島諸島には、自衛隊のミサイル配備が進んでいて、中国とのミサイル戦争の最前線にいる。 沖縄本島には…

自衛隊基地強靭化 計画

全国300自衛隊基地「強靭化」計画。 「赤旗」日曜版2/261面にこんなスクープが出ている。 熊本では、熊本駐屯地、健軍自衛隊(西部方面隊)、八景水谷自衛隊(北熊本駐屯地)があげられていて、熊本駐屯地とは、自衛隊病院のところみたい。 自衛隊の内部…

大軍拡 異議あり--長谷部恭男

今日の「赤旗」です。憲法学者の長谷部恭男さんのインタビューが載っています。 自公政権の「敵基地攻撃能力」について、「敵国」として想定されているかに見える国は核兵器を持っています。 長谷部氏は、相手国の攻撃能力を残らず破壊できなければ、核を含…

CSISレポートの翻訳を読みたい

台湾をめぐる米中戦争、ほぼ自動参戦の日本含めたCSISのシュミレーションレポート。 様々なニュースになっていて、翻訳を読みたいが見つからない。どなたか知っていればサイトを教えてください。 レポートの狙いは、 ①中国に対し、台湾進攻は最終的に成功し…

「基地国家日本」の形成と展開⑧

松竹氏の新書版と「基地国家~」の比較考察のつづきです。 先日、北朝鮮が「火星15号」なるICBMの発射実験を行い、ニュースで大騒ぎになっている。 米国とは韓国は、北朝鮮への侵攻?北の対処のために、軍事演習を行う予定だった。北朝鮮は、それへの牽制の…

小林節-敵基地攻撃能力 国を亡ぼす

昨日の「赤旗」です。憲法学者の小林節さんのインタビューが載っています。 なかなか面白い。 .

「基地国家日本」の形成と展開⑦

新書版で松竹氏は(p180)、共産党が政権の一翼を担おうというなら、「必ずどこかで自衛隊合憲論を取り入れなければならない」。としている。 綱領も自衛隊が違憲か合憲か明示していないので「私は政権と党を使い分けるのではなく、政権をめざす政党として…

「基地国家日本」の形成と展開⑥

23年前に松竹氏が書いた「『基地国家日本」の形成と展開」では「安保条約をなくす独自の努力を」という項目がある。 安保条約の廃棄へ、どうしても向かわなければならないとし、 ①「東アジアにおいては、非核地帯になることと軍事同盟を廃棄することが密接…

「基地国家日本」の形成と展開⑤ 台湾危機

「それでも台湾有事になればどうすべきか」の項目で新書著者の松竹氏は、3つの原則を主張する。 ①武力攻撃を受ける台湾の人々の側に立つべきである。これは、そうだろう。 ②日米安保第6条、極東有事で米軍基地使用は、米先制使用は許容しないが、中国が台…

「基地国家日本」の形成と展開④ 抑止力

昨日のつづきです。 新書で著者は「台湾有事に日本はどう臨むべきか」について書いている。 そこでは、「抑止力は破綻することもあるのが現実である。だからこそアメリカはどの国より戦争してきたのであり、逆説的ではあるが、抑止が破綻したときには戦争に…

「基地国家日本」の形成と展開③

「基地国家日本」の形成と展開の続きです。 著者は自衛隊が対米従属の軍隊の要素があるとするが、それは政治が生み出すので自衛隊も従属しているとし、政治の責任であって自衛隊の責任ではないといいたいようだ。 政治の責任であっても、本質的に空母を持つ…

「基地国家日本」の形成と展開②

「基地国家日本」の形成と展開-のつづきです。 著者は松竹伸幸氏、いま色々と議論をまきおこしている方です。 . 23年前、今もさらに問題になっている米軍の日本従属の姿を低空飛行訓練からも指摘している。 問題点として著者は、①米軍の飛行訓練区域が事実上…

「基地国家日本の形成と展開

2000年の発行なので23年も前に読んだ本だ。 「基地国家日本」の形成と展開(新日本出版)-現在にも十分通じている内容だし、書いた人が23年前に危惧した以上に、今の日本が危ない方向に進んでいる。 秘密保護法ができ、集団的自衛権の行使も行えるようになっ…

韓国軍のベトナム戦争 民間人虐殺 ソウル地裁が賠償判決

ベトナム戦争に米国からいわれて韓国軍が参戦し、民間人を虐殺していたことは知っていたが裁判が起こされていたことは知らなかった。 ソウル地裁は、韓国政府に賠償命令を下した。 韓国はベトナムになんの恨みもないはずなのに、同じアジアのベトナムに31…

坂田雅裕元内閣法制局長官

2/5の「平和新聞」に元内閣法制局長官の坂田雅裕さんインタビューが載っている。 坂田さんは「憲法9条2項には戦力を持たないと書いてあるわけです。もし、敵基地を含めて普通の軍隊のような能力と武力行使がてきるとすれば、憲法が禁じる戦力とは何なのか、…

サンフランシスコ体制-過去・現在・未来②

昨日のつづきです。 台湾をめぐっては、日本は特異な位置にある歴史を思い起こす必要がある。 1895年の第一次日中戦争(日清戦争)で中国を敗北させ、日本が西洋列強から受けたと同じような不平等条約を押しつけ、台湾を植民地として手に入れた。その後も日…

サンフランシスコ体制-過去・現在・未来

転換期の日本へ(NHK新書)を読んでいる。その中のジョン・W・ダワーの「サンフランシスコ体制-過去・現在・未来」 自民党が進める大軍拡・敵基地攻撃力の確保、その正面にある台湾問題などは、軍事面だけの報道に偏っているだけに、歴史的な視点で東アジア、…