サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「基地国家日本」の形成と展開⑤ 台湾危機

 「それでも台湾有事になればどうすべきか」の項目で新書著者の松竹氏は、3つの原則を主張する。
①武力攻撃を受ける台湾の人々の側に立つべきである。これは、そうだろう。
日米安保第6条、極東有事で米軍基地使用は、米先制使用は許容しないが、中国が台湾に武力行使の場合は容認する。安保法制廃止を前提に、日本の軍事支援は後方支援が限度とする。
 これはどうか?
 米軍の参戦では、CSISの報告でも日本の米軍基地、共同作戦をとる、自衛隊基地はミサイル攻撃にさらされるとしている。基地周辺住民は、命を奪われるだろう。
 その前提で私の住んでいる熊本市の健軍自衛隊・西部方面総監部は、米軍指揮化で作戦命令を行う司令部の地下化を行いつつある。
 周辺に団地もあり市民病院もあるのに、周辺にミサイル着弾でも自分たちは生き残り、最後まで戦争を継続する。その犠牲は、受け入れろということか?。後方支援するというが、そもそも相手国とって、兵站、後方支援こそ標的にするのが戦争の常識ではないか。
③に、②ようなことがあっても、自衛隊の協力はもちろん、米軍基地の使用を認めないことを視野におくべき。
 米国がそれを許すはずはないだろう。甘い幻想もいい加減にしてもらいたい。
 最近の九州・南西諸島の日米共同演習の実戦的な内容くらい知っているだろうに。何を寝ぼけたことをいっているのか。那覇自衛隊病院も地下化だ。弾薬庫も継戦能力向上のためたくさんつくる。住民退避は自治体任せであと回し、置き去りだ。なんで日本の一般市民が犠牲にならないといけないのか。京都やあなたの街にミサイルが降ってくる事態を想像してほしい。
 だいたい日本共産党を安保賛成へ、と右に旋回させようとするより、自民党政権に正面化から、6条発動はさせないようにと、突き付けるべきではないか。
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 現実を見てほしい。23年間に書いた本が真実であり、さらに進んだ危険な実態だ。
 人は変わる。悪い方にも、悪いほうにも。