サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

台湾有事と日本の安全保障⑧

 台湾有事と日本の安全保障のつづきですが、忙しくでゆっくり書く暇がありません、これでおわりにしたいと思います。
 批判的考察のために買って読みましたが、相手側の考えを知るためで、それなりに理解できました。
 第5章に台湾危機のシュミレーションが書いてあり、なるほど…ではありました。

 ケース① ハイブリッド戦を駆使した台湾統一
  単純化すれば、中国と連動した統一派が、様々な動き・武装蜂起をした結果政権を獲得して中国と統一する。

 ケース② 浮遊機雷による米艦船大破
  自由航行作戦を行っている米第7艦隊の艦船が爆発を起こし大破する事件が発生。中国側の機雷が原因を思われ、日米台による機雷掃海をしたことから武力衝突に発展。中国のミサイル攻撃などで台湾側が大きな被害をうける。統一派が総統府を占拠し、実施した総統選挙でも勝利し、「一国二制度」是非の国民投票を経て、中国と統一。

 ケース③ A2/AD環境下で米中戦争-台湾への本格侵攻
  中国経済が急減速し、失業者が増大し、習近平主席への批判の高まりを受け、習主席は武力行使を表明しながら台湾周辺で規模演習を実施。そして米軍が介入、中国が日本の米軍基地にミサイル攻撃をし、日本は「武力攻撃事態」を認定し、自衛隊が出動、米軍の防護など日米共同作戦を実施。最終的には中国軍が大きく損耗し、停戦を余儀なくされ、敗戦となるというシナリオ。
 
 最近のペロシ米下院議長の台湾訪問を契機とした、中国軍の演習が台湾を囲むような経験を許した現在、著者たちのシナリオは、どう変わるのだろうか?
 また、日本としては、住民が犠牲にならないあり方を考える必要があるが、それはどうなのか?
 
adayasu.hatenablog.com

 ここで、第④のケース、平和的な外交的な諸国民・周辺住民による解決のシナリオを提案したい。

 と言いたいとことだが、知識もないので、勉強し、時間があった時に書きたいと思う。
 気候危機が浸透し、南沙諸島辺野古の新基地も水没気味。さらに巨大台風の高潮で米中日の軍港も水没し、戦争どころではなくなり、しばらくは、迫りくる脅威「気候危機」に共同対処を余儀なくされるとか、、、。
 ちょっと考えすぎだが、この気候危機は確実に進行中の話だ。