サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

南西諸島にシェルター

 今日の「熊日」1面見て驚いた。
 自公政権は、南西諸島に住民避難用のシェルターを作るようだ。
 検討中というが、いよいよ南西諸島、奄美、沖縄の島々、場合によっては九州・熊本だって、戦場にするということだ。
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 憲法9条下で、戦争しないはずの日本が、戦争準備に入ったと思わなくてはならない。
 この事態にどう反応するか? 関係地域住民と日本国民の現状認識が問われる。
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 中国の海洋侵出は問題だし、台湾への軍事的脅しも問題だ。
 だが、それを理由に自公政権は、台湾有事=日本有事というが? そんな事は直接的にはありえない。
 それは南西諸島に自衛隊のミサイル部隊を配置し、敵基地攻撃能力の保有として、中国に届くミサイルまで配備しようとしているからだ。また米戦闘機や艦船が相手国に向かって日本の米軍基地から発進するからだ。
 そうなると当然、日本は中国とのミサイル戦争になる。
 日本が中国と軍事対決する必要はない。
 戦争になった場合、日本も中国も戦場になるが、うしろで操る米国は太平洋の向こうで安泰だ。だいたい本土を戦場にしたことのない国民だ。
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 国民の生命財産を守るのが国家なら、戦争をしない、避ける事が国家の使命だ。
 相手は、経済力や技術力でもやがて米国とも肩を並べる、人口も日本より10倍以上多く、かつて日本が侵略した国、だ。
 米国は、本国を犠牲にしてまで日本を守る事はない。これは常識も常識。しかに日本の指導者には、この常識が通用しない。なぜか?
 日本の指導者は、対米敗戦から何を学んだのか?にかかわる。
 それは、国民犠牲の上に成り立つ強者への服従だ。