サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ブータン 山の上の教室

f:id:adayasu:20210326162706j:plain:right 今日の「赤旗」文化欄です。
 映画「ブータン 山の上の教室」(東京岩波ホールで上映)の紹介です。熊本に来るようになったらぜひ見にいきたい。
 ブータンも近代化が進み、インドのラダックという町と同じような運命をたどるのではないか。そんな心配をしていました。(過去ブログ-懐かしの未来)
 商品経済の近代化は欲望のおもむくまま、どんな国、村社会でも売られた「幸福」を買うようになってしまう同じような道をたどるのではないか、と。
adayasu.hatenablog.com
adayasu.hatenablog.com
adayasu.hatenablog.com
www.youtube.com
f:id:adayasu:20210326155211j:plain
.
.
 幸福ってなんだろう?と、つくづく考える。
 便利さって、その本質ってなんだろう? 豊かさってなんだろう?
 欲望。
 bhutanclassroom.com
 未来社会が過去の共同体社会のようであればいい、まるで懐かしいような。

東京5輪は中止すべき

f:id:adayasu:20210326172841j:plain もういいでしょう。
f:id:adayasu:20210326172844j:plain:right やめた方がいい。
 無理してやる必要はない。
  そして、そろそろオリンピックのあり方は見直した方がいい。
利権・商業主義、開発主義、政治利用……。
 多額の税金を使って、電通、主要メディア--この期に及んで、利害関係者は、正面から開催の是非を議論しようとしない。
 メディアの役割であるアジェンダセッティングの放棄だ。
.
  健康的でない猛暑の真夏に、やる必要はない。
   テレビ放映優先主義は、やめた方がいい。
 世界はコロナでオリンピックどころじゃない。
  世論調査を見ればあ明らかだ。
   日本はコロナの4回目の流行に入りつつある。
    感染拡大防止もままならない。
 PCR検査も広げない。医療機関は疲弊し、減収のまま。
  ワクチン接種もこれからが本格化。
    国民も中止や延期の判断が7割近い。
 オリパラを自民党菅政権の解散戦略、選挙利用させてはならない。
.
 英紙ライムズ東京支局長-リチャード・パリ―さも、リスクが大きすぎるから東京五輪は中止すべき、と主張。
赤旗」日曜版3/28
f:id:adayasu:20210326172846j:plain  

小泉環境大臣-国民の圧力を

 立憲民主党鉢呂吉雄参院議員が国会で、斎藤幸平氏の著書『人新世の「資本論」』紹介して、小泉環境大臣に所見をうかがった。
f:id:adayasu:20200219195207p:plain:w140:right 小泉大臣は、「若い世代が気候変動のことを含めて、まだまだ足りないというふうに、政治にたいして声をあげてくれることを私は歓迎したい」
「なぜなら国民からもっと、気候変動対策をやれとい声があるのが欧米で、それをあまり良い意味で、圧力がきかないのが日本だからです。環境省の私があれやるこれやると言ってやっているのが日本で、それやらないと選挙でも落ちるのがヨーロッパで、国民からの声もあるしと、私が求めているのはそういう圧力をどんどんかけてもらいたい、盛り上げていただきたいなと思っております」
 小泉大臣、質問通告あって「人新世の資本論」読んだのかもしれないが、答弁はしごくまっとう。ポイントもついている。
 ボーっとしているのは、主権者・国民の方だろう。


 これこそ、メディアのせい、政治の責任にするのは、恥ずべきことだろう。自民党環境大臣に言われて…。
 わたしこの答弁聞いて小泉環境大臣、見直した。2年前とちょっと違ってきた。

2050年ネットゼロへの道すじ-気候ネットワーク

https://www.kikonet.org/wp/wp-content/uploads/2021/03/NetZero-Report-2050_JP2.pdf
f:id:adayasu:20210321202700j:plain:right 
 気候ネットワークが「2050年ネットゼロへの道すじ」の提言を発表した。
 読んでみたが、なかなか良かった。
 世界中が「2050年温室校ガス排出、実質ゼロ」と進もうとするなか、日本で実際にどう進めばいのか? まとまった形では理解していなかったので、たいへん勉強になった。
 2050までの中間段階の削減、10年後の2030年の目標に加え、2040年までの目標も数値を提案している。
 これだけやれば、気温上昇を1.5℃以内に抑えるための日本の責任は果たせると思う。
 実行するためには、多くの国民がこの議論に参加し、このような方向で合意し、自治体、政府、業界に迫り、国民がシステムチェンジへの実行性を担保する必要がある。
  でなければ、政府はやっているフリ、国民もやっている感だけで、温暖化対策は全く進まないだろう。
 関心のある方ぜひ、ご一読ください。関心ない方も。