暑かった。雨が降らなくてよかった。
今日は渡鹿公園で学生支援の食料配布会があり、設営搬入関係で要望があり参加しました。
事務局さんによれば、160数人が訪れたと報告がありました。
聞けば、コロナ禍、対面授業、学生同士が交流ができないことが大きな問題のようです。
バイトができないなども。
環境革命の虚実
中央公論3月号で「環境革命の虚実」の特集があったので買って読んだ。
編集姿勢は、政権や経済よりと思えるが、斎藤幸平さんと藤原辰史さんの対談もあり勉強になった。
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小泉進次郎環境大臣のインタビューは、「再生可能エネルギーとEV抜きに日本の未来は描けない」との表題で、面白く読んだ。
だが彼は、ごまかしも含め自分の努力のアピールがうまいと思う。おそらく環境大臣として真面目に考えている部分が相当にありながら、しかし環境対策が本気でない菅政権の閣僚としての立場もあって、その辺の表現(ごまかし)がとても上手で、読者は受け入れしやすいだろう。
例えば石炭火発の見直しでは、環境大臣として、外国への輸出プロジェクトの政策変更を-「動かしても動かせなかった動かせなかった象徴的な政策」を前に動かしたとアピールする。
では、日本での石炭火発の建設はどうなのか? 自分のおひざ元の横須賀で石炭火発を作っているではないか、何がカーボンニュートラルか、と言いたい。
また、原発依存は相変わらずだずだ。老朽原発さえ再稼働させ、危険な原発で、コストもかなり高い原発を通算50年も60年も動かそうとする。危ないのに、インタビュー者も、肝心なその辺のことは聞かない。
ここに、政権と相対的に違う立場で「頑張っているんだ」との自己アピールがある。だから本当の「脱炭素」「再エネ」「地球環境」対策とは相いれないものがある。本気なら大臣辞任覚悟でもっと主張すべきだろう。
小泉大臣のインタビュー、語りがうまいので、読者としても、事前の知識が問われるだろう。
地球温暖化の中で生きている私たち-学習会
今日、県新婦人内の日本共産党後援会のZoom学習会があり、地球環境問題で話をさせていただきました。
「地球温暖化の中で生きているわたしたち」-のリモートカフェというタイトルでした。
これまで話してきた内容をベースに、
①ティッピングポイント ②気候正義 ③人新世 を中心に話しました。
ちょっと話が広すぎて長かったかもしれないし、zoomなので反応が分からず、質問もあまり出ず、でした。
深刻な話に、「じゃーどうすれば?」という感じですが、ホントはこれを話し合い考えあいたいのです。しかし、顔を突き合わせないと、なかなか難しいですね。
とりあえず、関心を持ってもらい、様々な情報に接したときに、反応してもらえばいいと思います。
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ま、私ごときに、話の依頼があるなんて、たいへんありがたいことです。ありがとうございました。
8月初旬には、民商さんからも依頼がきています。
ワクチン論-考
「赤旗」記事です。
私も近く2回目のワクチンを打つ予定ですが、ワクチンをめぐって、私の知り合いも含め、様々な「ワクチン」否定論が漂っています。
医者や専門家でも、様々な対立する考えが動画などでも発信されています。
私も、提供される対立意見の両方を見ていますが、今のところ「ワクチン」肯定の主流の意見の立場にたっています。
世界でワクチン接種が始まって半年以上、接種国の現状や世界の治験を見れば、感染や重症化を抑える効果は明らかでしょう。重症化数や死者数は確実に減っている。
接種者に、数年後、十数年後に全く何にも起こらないとは断言できないまもしれないけど、現在の状況を見れば現実に起きている効果は明白です。
www.yomiuri.co.jp
covnavi.jp
動画やSNAなど様々な情報があふれる中で、何が真実で何が正しいのか、専門的になればなるほど、判断は難しくなる。
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ワクチンを打つ、打たないは個人の判断で自由だし、いずれもそれを押しつけることはできません。
温暖化問題でも、化石資本と結びついた温暖化否定派がかなり影響力を持った時期もあり、温暖化対策が大きく遅れた事実もあります。
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news.yahoo.co.jp
ブランドと貧困と資本主義
「赤旗」7/14です。
コロナ禍で服の需要が伸びず、海外のアパレル産業、縫製労働者への収奪と切り捨てがひどくなっています。
先進国の店頭に並ぶブランド品や格安品。
どんな人のどんな労働を経て、商品が店にならんでいるのか?
服を手に取るときに想像してみてほしいと思います。
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また、途上国の過酷な労働の上に作られた服、あまり使われないまま捨てられたり、あるいは全く袖を通されることなく廃棄される服も数多くあります。
自分が使うもの、食べるものがどうやって作られ、運ばれてきたのか、知らないのは一種の罪といえるかもしれません。
労働者に過酷な労働、不平等や不正義を押しつけ、過剰な生産と廃棄が環境破壊を進める事になるからです。
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グリーン・ニューディール③ バイデンG・N
グリーン・ニューディールのつづきです。
トランプ大統領からバイデン大統領に変わり、温暖化対策の変化は想像以上のものがある。
いわばサンライズムーブメントなどの運動が作り出したバイデン大統領、大統領就任後にすぐパリ協定に復帰した。
そして、以下のように、数多くの気候変動に関する大統領令に署名した。
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*キーストーンKLパイプライン敷設を不許可
*国有地での新規の石油・ガス採掘を停止
*化石燃料への補助金を廃止
*温暖化問題を外交と安全保障の最重要課題と設定
*国内気候政策局を設置(省庁横断的な組織)
*2035年までに電力をゼロエミッション
*UPS(郵便)を含め、政府関連の自動車をクリーン・ゼロエミッション化
*政府調達でグリーン技術の普及促進
*2030年までに洋上風力を2倍に拡大
*国土の30%を保全地域に指定
*石炭火力発電コミュニティの経済活性化に関する省庁間ワーキンググループ(石炭火力発電産業に従事する人々の雇用転換に関する省庁横断的な組織)を設置
*ホワイトハウス環境正義委員会を設置(省庁横断的な組織)
*温暖化対策の連邦予算の40%を先住民や貧困層などが住む地域に投入
*2021年4月22日(国際アースデー)に首脳会議開催
*国家情報長官に気候変動影響報告の作成を命令
*市民気候変動部隊を設置
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気候正義、先住民・貧困層の記述が本物の気がする。
バイデンのグリーン・ニューディールは、かなり良質のようだ。今後、議会で共和党の反対もあり困難もあると思うが、市民運動の支えもありさらにより良い方向へと進めてほしい。
<追記>ところが、以下のようなニュースが飛び込んできた。単純ではないが、これも綱引き、たたかいいかんだ。
www.pbs.org
日本においても、
①アメリカの市民運動を取り入れること
②アメリカ言いなり--気候対策で良き外圧として利用すること
などが大事とおもう。