サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

温暖化を逆転させる-ドローダウン③-森林社会

 温暖化を逆転させる-ドローダウンのつづきです。
 「樹木たちの知られざる生活」というページで、初めて知った面白い話がありました。紹介します。
 500年も前に切り倒されていた木が生きていた。
 全体はとっくに朽ちているのに表面だけが生き残っているという。
 光合成もできず栄養補給もできないのに。
 この不思議な生き残りは、近くの樹木から根を通じて養分のもらっているからだという。
 地上もそうかもしれないが、地下で根がつながって絡まって、微生物の働きもあり、競争しあったり、助け合っているらしい。(写真:ウィキペディア 上高地
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 森って、木が一本では成り立たない。たくさんの種類の木々があって、地上でも地下でも相互に影響しあい、水分を保ち、強風から守り、虫や動物たちを呼び寄せ、それぞれにとって必要な環境を維持している。
 特に土の中のことは見えない。小さな微生物や菌類の相互の働きは見えない。
 その営みを知り、想像することが大切。
 森のような働きを地球も行っている(J・ラブロックの「ガイヤ理論」)この相互の自己調節機能にをかく乱し、亀裂させているのが今の人類だ。
 森は大切。特に熱帯雨林や寒帯林そのたの自然林。人工林は、人が責任を持った適切な関与が必要。
adayasu.hatenablog.com