サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法①

f:id:adayasu:20210318210243j:plain:right ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法(ポール・ホーケン著)を 知り合いの薦めで読んでいます。(消費税込みで3000円超え-高く迷った末に購入)
 後ろの方から読んでいて、「生き物は互恵主義」は面白かった。
 一般に間伐は、良いとされるが、そうでもないという話です。
  管理されず、なすがままの自然状態でも木々が健康、ということ。
 植物は、互いにライバルでありながらも協力者で、互いの相手の益になる方法で定着し合うらしい。(クレメンツのファシリテーション)林冠木は枝の下で幼木を世話し、植物同士が助け合う、より保護された養分の多い生育環境を生み出しているらしい。
 カリフォルニアのオークは地下深くからミネラルを吸い上げ、毎年、落葉として土壌を形成する。地中に広がる主根は土壌をほぐし、大枝の下の貯水量を増やし、様々な植物が育ちやすい環境をつくる。
 おもしろい。
 アマゾンの木々も、雨のない月になると、主根系が水を吸い上げて、浅い根に送り出し、森全体に配分するらしい。知らなかった。
 自然の仕組みは、かなりうまくできているようで、人間が手をかけない方がいい場合がおおいようだ。賛成。