サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

1987、ある闘いの真実

 1987、ある闘いの真実
 観て良かった。
 うっかり見逃すところですが、Mさんの一言で今日が最後と知り、予定を変更して観てきました。
 もっと早くに観て、ブログで紹介すべきでした。展開も映画としても最高でした。
 韓国がなぜ? 民主主義の前進が著しいのか、理由を知りたいと思っていましたが、それがわかった気がします。
 自由や人権や民主主義を求める闘いは、常に弾圧され、犠牲者を余儀なくされてしまう。
 日本でも戦前、戦後の闘いでもそうでした。しかし日本と違い、韓国はその権力の暴虐を、国民的な運動と世論で暴き、政治と社会の変革を結び付けているかどうかだ。
 そして韓国は、このような映画つくり出し、ヒットさせている。日本では、商業的な映画は、ほんの一部を除き、権力を真正面から批判した映画はほとんど作られていない。
 戦前の弾圧、戦争による加害と被害、筆舌に尽くせないほどの犠牲を生みだしたのに、与えられ民主主義のぬるま湯に、今も浸かったままの日本。
 しかし、沖縄の闘い、平和や核廃絶、民主主義、原発ほか、たくさんの闘いを国民的な体験へと発展させるまで、粘りづよく闘いつづけるしかない。
 犠牲になった人が、今日に、生きるために。
 機会があったら、DVDが出たらぜひ、観て下さい。