サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「テロとの戦争」

 テロは許されない。暴力、殺人は、絶対に反対する。
 17人が犠牲になった週刊誌編集局への銃撃事件に関連して、フランスは「テロとの戦争」と宣言した。
 ショックは、理解する。
 だがフランスの人たちに、「冷静になってほしい」と言いたい。今は、受け入れがたいかもしれない。しかし、おちついて、おちついたら、考えてほしい。

 911の時のブッシュの「テロとの戦争」を思い出す。
 この「対テロ戦争」でどちらかが勝ち、どう解決したのか?
 逆に泥沼のまま戦線が拡大しているだけだ。双方で犠牲者が増えただけだ。
憎しみの拡大再生産⇒ 犠牲の拡大再生産、愚かだ。
 しかし敵は、テロだけではない。戦争も敵だ。暴力、殺人こそすべての人々の敵であり、なくすべきものだ。
 考えてみよう。
 フランスで起きた事「テロ」が、パレスチナ・ガザ、イラク、アフガン、北アフリカで、起きたらどうだろう。実際にしょっちゅう起きているが、欧米はどんな反応を示しているか。
 戦争はどうだろう。イラク戦争、アフガン戦争、今も米無人機で、誤爆で、どれほどの民間人、女・子どもがいったい何人、吹き飛ばされているか?
 それがパリやロンドン、ニューヨークで起きたら、どうだろう。強者と弱者の差異がある。
 その憤りの発信力は、公平だろうか?
 テロも戦争も根絶すべきだ。表現の自由について、考えて、また書いてみたい。

 この動画には、高遠さんの新しい情報がありました。「イスラム国」は問題だが、イラク政府も民間人を爆撃しているそうだ。イラク戦争でフャルージャ攻撃に参加した元米海兵隊員も体験を語っている。長いですがぜひ観てほしい。