サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

孫崎亨さん-9条守り日本守る

 元外務省国際情報局長の孫崎亨さんが革新懇ニュースに登場。
 プーチン・ロシアのウクライナ侵略は残虐非道であり、すぐにでもやめさせ侵略以前の状態にもどすことが大事だ。
 そのうえで、冷戦後、世界が軍縮へと向かう時期に米国の最大の心配事は、ソ連という敵対的脅威がなくなり、米軍の必要性を失うことだった。軍縮へと進めば当然、軍事予算は削減、人員も削減、産軍複合体の軍事産業も存続の脅威にさらされる。
 脅威は作り出すことが必要だった。イラクフセインクウェート侵攻の道筋を仕掛けて湾岸戦争を引き起こさせた。また湾岸戦争兵站基地となったサウジへの米軍駐留で、ソ連のアフガン侵攻時に支援したビンラディンを米国テロに向かわせた。
 911テロで対テロ戦争の口実ができて、イラク戦争、昨年のアフガン戦争の終結まで長く戦争をつづけた。
 アメリカは、ロシアに「あいまい作戦」とらず、「介入しない」との断言で、プーチンに誤ったメッセージを送ったのではないか?それがプーチンの戦争を招いたのではないか。
 軍事評論家のそんな分析を聞くと、米国は最初からそんな予定だったのかもしれないと思える。
 オースチン米国防長官はキエフ訪問後に、「ロシアの弱体化を望む」と語った。本格的な対中国戦略の関係もあり、それが本音だったかもしれない。
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 とはいえ、早期に戦争を終結させ、国連憲章違反のプーチン侵略戦争は断罪され、処罰される必要がある。