サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

自衛隊元幹部が見たウクライナ問題

f:id:adayasu:20220324204244j:plain:right 勉強になる動画を見ました。
 自衛隊の陸海空の元幹部たちが、プーチン・ロシアのウクライナ侵略に対する戦況判断の対談です。
 聞いてみると、軍事的な考え方は分かるような気がする。
 ロシアが制空権を確保できていない理由、ロシア陸軍の進攻が停滞している理由、ロシア軍の作戦とプーチンの考え、などなど…。
 正常な判断ができなくなってしまったプーチン。次は化学兵器を使うのか、戦術核を使うのか、追い詰められ危険なプーチンの逃げ道をつくり、犠牲を最小限にしながら落としどころに落とす。
 困難だが、なんとか、そう願うばかりだ。
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 自衛隊の幹部のみなさんは、軍事的な学びはすべて米国仕込みなので、兵器も作戦も情報も高度のようで自信を持っておられるようだ。
 しかし、米国は、日本の基地からベトナムの爆撃をやって侵略し、敗退した。アフガン侵略もソ連の失敗を見ながらも、同じ事をやって住民も殺害し、半年前に敗退した。イラク侵略も同じ。しかし住民の犠牲はあまりにも多大だった。
 米国もロシアも同じような覇権主義的な戦争をやってきている。大戦後の武力介入、戦争を見れば、米国こそが絶えず戦争をしている。しかも、国内世論はだいたい手なずけている。米国はそのやり方が内外の情報操作も上手なだけに、イラク戦争ベトナム戦争など、強国米国の戦争犯罪は断罪されていない。
 指揮権密約も生きているだろうし、日本政府も自衛隊も米軍に、従属的にしがみついている。
 いわば日本は、ベラルーシのような国だ。米軍の侵略の足場に日本を提供し、集団的自衛権どころか、一方的な侵略に協力していきた。そんな自衛隊の幹部のみなさんは、そんな認識はないような感じ。
 プーチン戦争をやめさせ、処罰し、どこの国のどんな指導者も、こんな事を起こさないようにしなければならない。