昨日の続きで自民党の改憲草案。
第2章が「戦争の放棄」から→安全保障」の項目へ
「戦力を保持しない」を→「国防軍を保持する」へ。
また海外で武力行使するために「国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、……活動を行うことができる」に変わる。
「国際的」とは、「アメリカの」と言う意味に事実上なる。
また「機密の保持に関する事項は、法律で定める」とある。
これでどんな社会になるのか? 軍隊として堂々と海外に派兵し、戦争ができる事になる。
いま、自衛隊をカメラで撮ることはできるが、新憲法下では、「国家機密法」に触れるとして、タイホだれるかもしれない。中国みたいに。
現在は9条の「解釈改憲(拡大解釈)」で、PKOやイラク特措法を作り、自衛隊の海外派兵まではできるが、武力の行使はできず、戦闘行為もできない。
イラク戦争の時には、「戦場ではない」とされる場所で後方支援をした。改憲されれば、これが実際の戦闘に加わり、地上戦で他国民を殺したり、誤射、誤爆で一般市民も殺害する事になる。米兵や英兵と同じように。そして時には、自爆攻撃などで戦死者もでるだろう。
死者は1対20人とか、50人とか100人とかだろうが、いずれにしても、自分の国が攻撃されてなくても、他国の土地で戦争に参加する。ここに戦争する国、殺し殺される国が完成する。
もっとも戦場に行かされるのは、戦争が好きな政治家の子どもや孫だちではない。
貧しく、生活ができない若者が戦場に行かされる。石原維新代表などは、戦争は好きだが、子だちを政治家にし、閣僚にするのが目的で、戦場には行かせない。安倍もそうだろう。
理不尽というべきだ。とするなら、だまされうべきでない。