今日の各紙です。
集団的自衛権の行使ができる「事態」について、「存立事態」とか「存立危機事態」とか「新事態」とか、いろいろと言葉が飛び交います。
新しい言葉を流行らせる場合、何かの意図があると思っておかしくありません。
これは、権力の常套手段です。
今回は特にひどい。
他国への攻撃が、日本の存立を脅かす事態になるで、自衛隊を出動させると言う話です。
ありえない事態をありえる事態としています。
他国とは主に米国です。核戦力、通常戦力、情報戦、サイバー戦など圧倒的な米国に攻撃を仕掛ける国ってどこの国?過去あった? これ「ありえない事態で」す。
その米国への攻撃が「日本の存立を脅かす〜事態」って何んでしょう?米国が危機になる事態はありえず、日本を脅かすことなど「ありえない事態」です。
実際に「ありえる事態」は、米国の公式戦略であり実際にやってきた、先制攻撃において、その米国の支援・共同で武力行使をするということ。
ベトナム戦争、アフガン、イラクその他ありとあらゆる武力攻撃が先制攻撃であり侵略戦争、これに日本が加担しようとするもの。イギリスのように。
これは許されない。「日本を危うくする事態」です。先の日本の「侵略を繰り返そうとする事態」。まさに「戦争事態」。
戦力を保持しない憲法の国が、ついに他国防衛に自衛隊を出す、軍隊化へと進む…でも国民は、これを簡単には許さないと思う。
「あべ政権の存立にかかわる事態」になると思う。