テレ朝の「そもそも総研」が、原発問題でかなり突っ込んだ放送している。テレビなのでわかりやすいし、しかも大事なポイントをついている。
その内容をディレク・レポーターの玉川さんが本-「原発・電力」編にしている。買って読んだが、これ、なかなかのものです。お勧めです。
「『原発は安い』の大うそ!」、「浜岡原発は安全なのか、現地で視察」、「節電は不要!電気は余っている!」、「発送電分離、その意味とは?」などなど、電力会社も政府も嫌がることをズバズバ明らかにしている。
特に「電力改革が成功すれば、その成功体験によってすべての時代遅れの規制は解かれているのではないか」と脱原発、発送電分離を提案している。
私は、これは現在の利権構造の電力会社に死を宣告するに等しいと思うし、また国民にとって日本再生に不可欠な改革だとも思う。大賛成です。
さらに玉川さんは、次期総選挙で「あなたは発送電分離に賛成ですか?」を問う踏み絵を踏ませる。小選挙区ごとにNPOの公開討論会で、これを問い、争点にすることを提案している。「電力改革」総選挙⇒大大賛成!(日本の利権と支配構造の根本を国民が理解し、その変革を自らの力で実体験する機会として極めて重要。もちろん他にも争点あり。) 脱原発の世論が吹いているとはいえ、それなりの圧力も覚悟したろうが体当たり取材。内幕も明らかにしてる。
「玉川さん、この前、他局の番組で○○さんが玉川さんのこと、心配してましたよ。あんなふうに批判しちゃって大丈夫かって……」とか、放送後の打ち合わせでは話がでるらしい。
玉川さんは、「原発事故の恐怖と怒りから、ある種の熱狂にとらわれていたのでしょうか」「確かに、それまでのテレビでは考えられないほど批判を続けてきてはいました」「しかし、その批判を踏まえて、原発と電力制度をどうしたらよいか、『日本の未来への処方箋』を示そうと思う」とまとめている。
また、「巨額の調達力で地方経済界に君臨し、広告費でメディアを手なずけ、政官財の改革派すら跳ね返す強固な砦を築き上げてきた電力会社」とも述べている。
「いざとなった時に権力を対等であるためにも『原発有事』に備える必要がある」とも言っており、覚悟はありそうだ。応援しよう。「原発有事」になる前に!