サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

再稼動「容認」−飯田哲也さんへ

  こんな気持ちになったのは、おそらく初めてです。裏切られた思いです。決まったわけではありませんし、期待はつづいています。
 私は飯田哲也氏の地球環境問題や原発問題の主張を、テレビに出る前から共感していました。日本の中では、環境問題で一番、信頼している人です。もちろん現在でも。
 今回、橋下市長や関西広域連合大飯原発の再稼動を容認した事に関し、飯田氏がツイッター・FBで、関西連合と同じ言い訳のコメントをされています。非常に強い失意を感じています。残念です。でも、まだ期待も希望も持っています。
 そもそも総研-古賀氏
そもそも総研−再稼動、関電ウラ事情
橋下市長、経産幹部と密会−大飯再稼働で意見交換
 以下、フェイスブックにコメントした内容です。
 飯田哲也タイムライン
安達 安人⇒ 原子力村に、「とりこまれる」というのは、こういうことなのですね。各段階で。残念です。
飯田さん。ホントに。
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安達 安人⇒ 橋下市長の「秋のたたかい」は、秋の「解散・総選挙の争点化」が目的のようです。これまでの勇ましい再稼動反対の発言は、6・7月総選挙対策だったようですね。
 民主党政権の再稼動推進は折込ずみ、関西連合、橋下市長も、いずれ翻るかも?は想定内です。
 しかし飯田さんのコメントは、完全にあちら側の立場で、まったくの想定外でした。結局、これまでの主張は、「机上の空論…、現実政治…」なのですね。.
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安達 安人⇒橋下さんは核武装容認の発言もしている人で、元々脱原発じゃありませんで、現在も脱原発じゃないでしょう。単に一大争点にすれば、選挙に勝てると思っている人、そっちが目的と私は思っています。
 クギどころかトゲひとつ刺さってませんし、手ぶらどころか決定的な土産を原発推進側に与えた感じです。
 再稼動させないたたかいは、脱原発への極めて重要な山場でしたし、私たちにとって最大のチャンスでした。世論の支持もあります。
 原子力村は、この夏を原発なしで過ぎてしまえば、原発必要の根拠を根底か...ら失いかねない危機感がありました。
 橋下市長・関西連合が再稼動反対を高らかに宣言したので、国民は、そこに期待し託した感がありました。見事に裏切られたというわけです。いうならば犯罪的です。反対の「象徴」的存在の橋下、関西連合が容認してくれたのですから村は大喜びでしょう。
 大飯原発が再稼動すれば、後につづけと待ちかねています。安全確保なしで再稼動できた前例を根拠に、ウソの電力不足論や、電気代高騰論が高まるでしょう。
 再稼動待ちhttp://www.nisa.meti.go.jp/stresstest/stresstest.html 
 飯田さんのこれまでの再稼動反対、その必要性もない等の主張にはもちろん私も賛成しています。その立ち場の貫徹を願っています。
 しかし、その立ち場と再稼動を容認し、原発推進へと大きくカジを切ったと思える大阪府市エネルギー戦略会議の役職に整合性があるでしょうか? もはや(最初から)橋下市長下の戦略会議は再稼動の立場に転落しました。原子力村とのたたかいは、甘さが許されない厳しいたたかいです。ヒロシマナガサキの国が原発を受け入れ、フクシマ事故を起こした国ですから。
 さよなら原発7.16集会が泣きます。⇒http://sayonara-nukes.org/2012/05/0716yobikak/
 私としては、飯田さんの説明を期待し待ちます。見識と勇気。
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安達 安人⇒ 再稼動容認!
 再稼動中に、もし過酷事故が起きたら野田総理はどんな責任がとれるのでしょうか? どう思われますか飯田さん。
 橋下市長は?関西連合はどうでしょうか? 
 「不本意ながら」容認の立場に身を置いておられ、同様のコメントされている飯田さんは、もし事故が起きたら、容認に対して、どんな責任をとるおつもりでしょうか? ぜひお聞きしたい。非常にツライ思いで問わせていただきます。

<橋下市長>「民主党政権倒す」発言を撤回 対決姿勢も修正
民主との対決方針、撤回も=大飯再稼働容認で―橋下氏
 これについて行くのか? 原点に戻るのか? です。