サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

原発事故で避難者自殺−東電に賠償命令

 今日の各紙の報道。大飯原発の再稼動中止の福井地裁の判決につづき、司法も変わりつつあるのなか…と希望がもてる判決がでました。

 福島原発事故で、住んでいた川俣町が避難区域となり、福島市でアパート生活をよぎなくされ、うつ病となった女性が、一時帰宅中に自宅の庭先でガソリンをかぶって焼身自殺をしました。実に痛ましい。夫は、東電を訴えました。
 福島地裁は、自殺と原発事故は因果関係があると認め、東電に4900万円の賠償を命じる初の司法判断を下しました。
 潮見裁判長は、「事故により自宅での家族での生活、地域住民とのつながりなど、生活の基盤全てを失った」と指摘。帰られる見通しもなかったなど「強いストレスを受けた」と関連性を認定しました。
 また「東電は原発事故を起せば核燃料物質の飛散を余儀なくされ、精神障害の発病や自殺につながることを予見できた」と自殺と事故の因果関係を認めました。影響の度合いを8割と認定。
 画期的な、しかし当然の判決だと思う。酪農家など他にも自殺をされたり、苦悩されている方もいる。そういった方たちも裁判を起し、賠償を受けるべきだ。
 東電は判決に従い、真摯に対応すべきだ。こんな事実を前にすれば、原発の再稼動などありえない。自民党政権の国策民営による原発事故、安倍総理はキチンを受けとめるべきだ。
 8・31「ストップ川内原発再稼動」川内行動に参加しましょう。
 私も参加します。