今日の各紙には、各電力会社が老朽原発の廃炉の検討に入ったとの報道がされた。
九電では、玄海原発1号機。
これは運転開始から38年もたち、圧力容器の脆性遷移温度が異常に高くなって危険性が指摘されている。
本来の耐用年数を超え運転期間を延長して再稼動するとすれば、安全対策などで多額の費用がかかる。当然だろう。
この夏、1つの稼動なしで済んでいる原発、このまま動かさない方がいい。
もうひとつ。
福島県の原発被害による自殺訴訟、東電は控訴するかと思いきや、これを断念した。
原発事故に関連して自殺の因果関係が確定したことはきわめて大きなことだ。
他にも自死も関連死も少なくない。これらの被害者への補償にも広がるだろう。
事故が起これば、同じことがおきることになる。それを知りながら原発を動かすことはできない。
原発がある限り、この被害の可能性がある。やはり廃炉しか道はない。
最近、司法の変化を感じる。大飯原発再稼動中止の福井地裁判決、今回の福島地裁判決。
年内にも判決がだされる思われる川内原発の再稼動中止の仮処分の判断。
私は、大いに期待している。国民の世論と運動があり、これに司法が応える。最後は政治をひっくり返すしかない。それも主権者・国民にかかっている。
台湾や韓国の人も参加−8・31川内原発再稼動ストップ集会の動画をごらん下さい。