サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

翁長沖縄知事 死去

 沖縄の翁長知事が亡くなった。
 たいへん残念な思いだ。 
沖縄県民も悲しみに包まれているだろう。
 何よりも本人が一番悔しかっただろう。
 辺野古基地問題は、苦しいたたかいだったが、米朝会談も行われ、北東アジアに平和の流れが生まれており、沖縄の米軍基地の存在意義が問われ、これからが勝負、という時だったから。
 保守と革新を乗り越えた「オール沖縄」が今の市民+野党共闘につながっている。
 保守の中にも、親米「保守」は、米国のいう事は何でも聞く、米ポチ保守
 その裏返しで、アジア諸国には蔑視に視線を向けヘイトの言葉を投げつける。戦前の思考から抜け出ない強者依存、弱いものいじめの保守といっていいだろう。
 翁長さんは、沖縄の保守の中心、自民党の中心的存在だった。

翁長 雄志(おなが たけし)さんの経歴を県のHPでみると

趣味・特技   屋上緑化、野球観戦
愛読書     トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」
 好きなスポーツ 野球
 好きな音楽   石原裕次郎「赤いハンカチ」
 好きな食べ物  ゴーヤーチャンプルー、いなむどぅち
 座右の銘    人生は、重荷を負うて 遠き道をゆくが如し 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
 尊敬する人   野中広務ジョン・F・ケネディ


議員歴     那覇市議選初当選(2期)
        沖縄県議選初当選(2期)
        那覇市長選初当選(4期)
        沖縄県知事初当選
 のように、那覇市長までは保守。知事選は保守を貫徹するために、保守でも核心でもない「オール沖縄」に。
 その翁長さんが、なぜ、厳しい闘いに体をはって頑張ってきたのか?多くの人が知るべきことを思う。様々な事柄に通じると思うから。
 今の時代、「革新」勢力が後退してきている。そんなときにこそ、「保守」が問われる。郷土を守るためには、政府にだって抗う。それが真の保守だ。
 沖縄は、先の戦争に犠牲となり、戦後も、冷戦〜現在に至るアジア・太平洋・中東に武力介入を行う米戦略拠点され、県民が負担と犠牲を強いられてきた。
 沖縄戦で犠牲となった多くの人々が今、声を発することができるなら、おそらく翁長さんのたたかいは支持すると思う。
 基地に抗うたたかいは、継続する。知事選は9月。(写真:沖縄県HP)