サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

原水爆禁止2018世界大会ー広島

今年は友の会の代表として、4日ー6日、世界大会ー広島に参加させて頂きましたので、久し振りにブログに書かせてもらいます。(純子)
 毎年、大きな感動を受けるのですが、今年は、2つの大きな感動、問題点を感じる大会となりました。1つは、開会式の時でした。最初に来賓挨拶があったのですが、一番にでてこられたのが、原水禁の方だったのです。実は、昨年参加した時、少々モヤモヤがあり、改めて原水爆禁止運動の歴史を振り返ったものでした。そして、今、「市民+野党」が進む中、また、一緒に進めないのかな?と、考えていたのです、ところが、今年は、「来賓として挨拶をされた!」
私は、本当に感動しました。声を掛けた原水協の実行委員会。それに答えた、原水禁の実行委員会。お互いが歩み寄った貴重な一歩が今年始まったと思います。
 そしてもう一つは、閉会式での韓国、全国民主労働組合総連盟のパク・ソクミンさんの発言でした。ここは日本の全労連とも連携しているとの事。「東アジアで新しい平和の時代が開かれた。朝鮮半島非核化には、北朝鮮核兵器だけでなく、米国の核の傘を撤回せなばならない。安倍政権は北の脅威を利用している」と批判。ここまでは「そうだ!」と聞いていた私。
「植民地支配支配への謝罪、賠償などの措置を取ることが、日本が平和の時代に合流する基本だ」と発言されたのです。被爆者の中山さんがよく言われます。「私は、アジアで訴えをするときは、まず、日本が侵略戦争を起こし、アジアの人達に大きな苦しみを与えたことをお詫びしてから、訴えをします」と話されていました。そうです。私たちが忘れてならない事があるのです。戦争末期、アメリカの原爆投下は実験の意味があった。とも言われています。それに抗議するのは当然ですが、当時の日本が、「アジアでどういう事をしていたのか。従軍慰安婦の問題、朝鮮半島から強制的に連れてこられ、そして、広島、長崎で被爆した人たちがいた」ということを、私たちは忘れてはならないのです。そして、日本政府が、キチンと謝罪していない。それを、パクさんは訴えたのです。
 各国の代表の方々が多く発言されましたが、今、色んな問題にお互いの国々の人たちが、市民レベルでの交流を広げている。と、力強く感じました。日本の原水爆禁止の運動が、そんな基礎をつくったのかも知れませんね。そして、、日本でも、熊本でも若い人達にこれを引き継いでいかねばなりません。      送り出して頂き有難うございました。