昨日の「里山資本主義」のつづきです。 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
銘建工業の中島浩一郎さんが次に考えたのが家庭用のストーブ。
年間4万トンもでる木くずは、バイオマス発電だけでは使いきれないらしい。
この木くずを直径6〜8ミリ、長さ2センチほどに圧縮して固めたのが木質ペレット。
専用のストーブが必要らしいが、ペレットを燃料タンクにいれるだけ。またペレットの値段も1キロ20円ちょっと、発熱量も灯油と変わらないらしい。
家庭用のほかに公共施設や農業用ハウスなどにもひろがっているそうだ。
また行政もペレットストーブやペレットボイラーの普及を支援氏、補助金を出している。
確かに、石油や石炭を遠い外国から掘り出して日本まで運んできて、燃やして電機をつくったり、暖房したりするよりも、その地で生まれた廃棄物→燃料を使ったほうがCO2も出さず、便利だと思う。 もっとも、都市部のたくさんの家庭で、ペレットストーブをぼんぼん燃やすと、煙やらで問題が出てくるかもしれない。
最近、仕事で天草に行くことが多いが、山は荒れ放題、間伐もされない放置人工林や雑木が多い。これを利用しない手はない。その地で生産されたものをその地で消費するこれを原則にして、移動は環境負荷をかけるので、負担をかけるのが生態系からみれば等価交換だ。