今、斎藤兵庫県知事の選挙戦をめぐり問題が発覚して、様々に議論されている。
私も、ネットやSNSの効果や弊害について関心があり、民主主義の根幹である選挙への影響についていろいろと学び、考えているところ。
発端となった、
兵庫県庁 内部告発文書問題
について、ウィキペディアの長文を読んでみたが、比較的に双方面の立場の事実経過が書いてあるように思った。
内部告発文書は、告発者のプライバシーとは、切り離して行うべきだと思う。
正当な告発が保護され、必要な事実が明らかにされ、社会に有益である方向に進むべきで、県民局長の「不倫」問題がどうであれ、自死に至るようなことは絶対にさけるべきだった。
プライバシーが明らかになるなら、勇気を持って内部告発をしようする人のハードルは更に高くり、不正や不公正が野放しになる。あくまでも内部告発をしようとする立場は弱く、告発する相手は強者である。
ただ、県民局長の「公用パソコン」の記録は、本当にそうなのか?わからない事がある。
職場の公用パソコンに、秘密にしている個人のデータや告発しようとするデータを残すというのは、常識的に考えられない。当然、個人のUSBに記録保存し、個人として所有するはずだし、秘密にすべき個人情報を公用パソコンでメール発着信することは普通ないと思う。
業務時間以外の時間に公用パソコンを使って、書いたり、更新することはあるかもしれないけど。
知事選が当初予想よりひっくり返ったけど、N国党立花氏のでたらめ含む動画やらの影響は、ナラティブが分かりやすく極めて大きかった。立花氏の選挙の目的外「不正」利用が、社会的に広く理解され、強い批判を受けるべきと願っている。
ただ、多くの社会に苛立つ人は、ネット・SNSの面白半分、過激や同情のナラティブに踊らされ、過去の経過が新情報によって上書き更新されるため、また確証バイアスも起こるため、経過も含めた事実認識ができない状態も多いと思う。
世界に広がるネット社会、人類がこれを公正に利活用できるよう進歩する必要がある。
もっか、その根底にあるクリック→広告の問題に目を向けるべきである。
それは過剰広告として、資本主義の大量生産・消費・廃棄の原因でもあり、地球環境破壊につながっている面も理解すべきである。