サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ミミズの悲劇

 6月からの猛暑。
 雨も降らないからミミズさんも大変だろう。
 
 土がカラカラなのか、草むらの下から、夜中に新天地を求めて、住処からはい出した。
 ところが、どこまで這いまわっても、乾ききったアスファルト砂漠。
 行き倒れになって干からびるか、車にひかれてつぶされるか。
 アスファルトには、ミミズの死骸が無数。
 ミミズには目がないので、近くに湿った涼しい土があるところは見つけられないだろう。
 目があったとして、見わたしても、よさそうな新天地は見つからない。
 元の住処で我慢するすかないと、冒険をあきらめたかもしてない。

 7月になって間もないのに、日本もヨーロッパも猛暑が続き、30℃後半から40℃代へ。
 止まらない温暖化。気候危機に対する人類の行動は、ミミズに劣るかもしれない。
 温度計を見れるし、暑さも感じるし、CO²排出が原因も知っている。
 目もあり耳もあり頭脳もある人類。
 さて、このまま干からびの道に進むのか?
 後戻りできるのか?

 あっちてもこっちでも、戦争、戦争への道は止まらない。
 商品崇拝、大量生産・消費・廃棄教から。いまだ目覚めず。