当然のように勝訴だと思っていたのに。
「ノーモア・ミナマタ第二次熊本訴訟」は、大阪地裁と真逆の不当判決を出した。
海の線引きも年齢の線引きも、加害者の国家が決めて、被害者に押しつけたものだ。それが不当だと常識を言っているだけなのに。
判決の詳細は、まだわからない。
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国家は裁判に負けても痛くも痒くもない。
だが弱い立場の被害者原告はちがう。
11年近くもかかった裁判のため、ながく苦しいたたかいで体調不良の人も多く、無念にも亡くなった原告も少なくない。
そんな原告たちに向けて、全員棄却とは、裁判官はどういう神経なのだろうか?
だがたたかいは続くが、司法は被害者を救済しないのか。
国家の味方、強いものの見方なのか。
出世はするだろうが、恥をしらない裁判官だ。