サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

麻生副総裁が「戦う覚悟」と発言

 自民党麻生太郎副総裁が台湾に出かけ、「戦う覚悟です。お金をかけて『防衛力』持っているだけではダメなんだ。台湾海峡の安定のために、それ(防衛力)を使うという意思、 明確な意思を相手に伝えて、それが『抑止力』になる」と発言。
 例の調子で物議を醸しだす発言をして、騒ぎを作り出す。
 戦う覚悟?というが、彼自身は戦う覚悟があるのか?
 82才でもいいので、戦う先頭にたって欲しい。
 若者が戦うので、、戦場は沖縄・南西諸島なので、としたら無責任も甚だしい。
 だいたい総理大臣もやった人が、いつまで政治家をやっているのか 82才。しかも3世議員‥(写真:ウィキ)
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 明確な意思を伝えれば、「抑止力」として、相手が引っ込むと思っているのだろうか?
 日本も認めているように台湾は中国一部であり、内政干渉だとして中国は、中国の抑止力論にたって、更に軍事力で応えるだろう。
 中国側は、麻生発言に対し、「身の程知らず」と述べたそうだが、それは事実。
 経済力がに日本の4倍ほどももあり、宇宙開発、先端技術も圧倒的で、ミサイル配備も進む中国相手にどう対抗するのか? どんな攻撃力を持つのか。
 核兵器を持つ国に、どんな抑止力で脅すのか? 
 日本が再稼働、新増設する原発、使用済み燃料がたまっている原発、六ケ所村の再処理施設を通常弾で狙えば核兵器さえいらない。
 「拒否的抑止」どころか、「懲罰的抑止」さえおぼつかない。
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 米国‥‥が後ろ盾?。
 中国のミサイルが米国を狙うなら、米国は本国を犠牲にしてまで、日本を支援はしない。
 いくら貢いでも、いざという時は、日本を見捨てる。これ常識。これ理解しない人は非常識。
 先の戦争で、勝てない米国に奇襲攻撃をかければ、なんとかなると真珠湾攻撃をした発想と同じだ。
 米国はTSMCを米国誘致するし、そてほどの権益が台湾にあるはずもない。
 中国を同盟国と戦わせ、少しでも疲弊させれば目的は達成。

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 問題は、見透かされた物議発言を、正しい分析で報道され、国民の多様な認識に至るかどうかだ。
 コメント欄を見ると、事態の認識に乏しく、麻生氏の狙いどおり。
https://www.youtube.com/watch?v=nViTKsUTeqs