サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

日本での米軍空中給油の危険

 今日の「赤旗」1面です。米国での、岩国基地所属のF35Bへの空中給油における事故の報道です。
 同じような空中給油訓練が山梨県甲府市で目撃されています。
 なので同じような事故が日本で起こる危険性があります。
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 単に、危険な訓練というだけではありません。日本の自衛隊も空中給油機をもっており、自衛隊機や米軍機への給油を行っています。日本周辺の防衛なら、空中給油して遠距離まで飛ぶ必要はありません。対外展開のための空中給油です。(写真ウィキペディアより)
 甲府市で目撃されている空中給油は、F35Bで垂直離着陸機で海兵隊所属です。他国に殴り込みをかける部隊です。強襲揚陸艦に搭載、日本の空母「いずも」などに搭載し運用予定です。
 多くの空中給油機は、KC-135など旅客機ベースの空中給油機です。
 しかし海兵隊が作戦上使う空中給油機は、F35BやMV22オスプレイなどに給油する、同作戦用の中型輸送機ベースのK130空中給油機です。レーダーに捕捉されないよう、低空で山間を縫うように飛行し、攻撃地に侵入するため特殊作戦を行うための空中給油だということです。
 言いたいことは、これら米軍が日本を守る部隊でも訓練でもなく、もっぱら対外武力攻撃の部隊で、対外攻撃の訓練を日本でやっているという事です。
 しかも、海兵隊は特殊作戦なので夜間の作戦が多く、夜間の空中給油訓練を行います。沖縄の辺野古に墜落したオスプレイも夜間の空中給油訓練中でした。
 支配勢力がメディアを通じて流す「安保神話」から目覚め、対外武力行使・侵略米軍の実態と本質を、装備と訓練内容から知っていただきたいと思います。