この1週間近く、深夜の熊本市と近郊を配送して回ることになった。
深夜の仕事は、時間が逆転し、緊張感が高くとてもきつかった。おまけに、初日から風邪をひいてしまい最悪のコンディション。もちろんお酒も飲めない。
深夜の街中をると、コンビニが灯りがまばゆく目に入ってくる。セブン、ローソン、ファミマなど。(歩いている人は、ほうきを持った掃除をする店員さん)
しかしほとんどお客さんはいないようだ。車も止まっていないお店が多く、止まっていても1台か2台ほど。たまに見かけるのは食品などの配送車が止まっている。一晩でいったい何人のお客がくるのだろうか?
店員さんもさぞ暇だろうと思う。いや、お客が少ないなりに、少人数で仕事はいっぱいあるかもしれない。
まず思うのは、客が来ないのに、なぜ店を開けているのだろうか?という疑問。
電気代を使い、店員も深夜労働をしてもらって……、利益は上がらずマイナスだろうに、なんで?
だいたい買い物なんて、夕方から夜にかけてやっておけばいい。深夜などに買い物をする人の便利は、働く人の不便りにあたる。
こんな仕事はなくてもいいだろう。今の日本でも、遅くとも午後8時か9時頃まで店を開けて、それに合わせて買い物をするようにした方が無駄がない。
斎藤幸平氏が「ブルシットジョブ(クソくだらない仕事)」の理論の本を紹介している。この本は、4000円もするので、買いたくても手が出ない。半値の中古本がでるまで待つとしよう。
お客も来ないのに仕事をする、これではブルシットジョブになるのでは。店員さんに言っているのではなく、チェーン店の大手資本、市民社会こそがこんなムダを止めるべきと思う。
コンビニ以外にも、ジョイフルなどのフャミレス、うどん屋なども灯りがついているが、客はほとんど見受けられないので同様だ。
と言いつつ、私も4時間以上も走りつづけると、腹は減るし、眠くのなるので何回かコンビニを利用した。客は私1人。
でも、店が開いていなければ、仕事の前に飲みもの、食べ物は買っておくことにができる。私が若い頃は、24時間コンビニなどなく、熊本駅前に労働者向けの安い食堂があったぐらい。
無駄な仕事、ブルシットジョブ、今後も考えていきたい。