サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

小松泰信岡山大学名誉教授〝講演とつどい〟

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 小松泰信岡山大学名誉教授を迎えて開いた農業問題での〝講演とつどい” 今日、日本共産党県委員会の主催で開きました。
 予定どおりの70人程が参加し、内容もよかったのでスタッフとして一安心。
 小松さんの講演もよかったし、田村貴昭衆院議員との対談もよかった。
 もう少し、質疑の時間がとれれば良かったと思いますが、良かったと思います。
 農業は、多岐にわたり、いろいろと複雑でもあります。食糧自給率38%。これが一番の問題です。
 が、さらに私が問題だと思うのが食品廃棄の問題です。
 1/3が食品廃棄と言われていますので、廃棄をなくせば、6~7割の自給率になります。現在の食糧生産の6~7割で、今と変わらず足りるわけです。
 それほどムダが多いわけです。なんのムダか? 
 物質生産のムダは、生産労働ムダであり、その労働時間のムダであり、さらに環境負荷のムダです。
 ムダな労働に時間を費やし、生活時間、余暇や趣味の時間が奪われ、時間に追われ、あくせくし、ストレスを感じ、これは幸福とは真逆の生活です。
 しかし、現在はこのシステムとなっているので、それに適応して必死に働かざるを得ない。
 いま、資本主義として、商品生産、商品生産労働として、限界を迎えている。このシステムを変えるしかない。
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 小松さんの話で印象的だったのは、農地が大型ショッピングセンターになっていることは多いが、ショッピングセンターが農地に変わったことはない、との話です。
 私の推奨は多様な都市農業です。
 コンクリートをはがして農地にするのはテマヒマ時間かかると思うけど、でもでも人と食は身近であるべきです。キューバの都市農業、余儀なくされた事だけど、これこそ持続可能と思います。
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