サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

自衛隊と「アルマジロ」-映画

 これまでの安保・戦争法案の審議では、憲法違反の問題が大きく問われた。
 しかし何か現実ばなれした、抽象的な論議のように感じた人もあった。
 これからは、自衛隊の実際の活動に迫って、問題を解明する必要がある。
 中国、北朝鮮が…、と言いながら、個別的自衛権を強化するのではなく、なぜ、中東、アフリカをめざすのか?
 その点で、いま一番、関心がもたれているのは、日本共産党小池晃参院議員が暴露した自衛隊統幕監部が作成した内部文書の問題だ。なにせ、法案が成立した前提で、9月から訓練を行い、来年2月から南スーダンで作戦開始を予定している。
 ところが、先日の参院特別委では、中谷防衛相、知らない、とおとぼけ答弁をした。
 しかし当の中谷防衛相が、国会で法案の審議も始まっていない5月15日に指示を出して作らせていたという。しかもあろうことか「文書は見ていない」と、これでは誰も信じはしない。
 重大問題だ。事実解明のための集中審議を行い、関係者の証人喚問も必要である。
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 先日、「アルマジロ」と言う無料配信された映画を見た。みなさんにもDVDでぜひ観てほしい。

 デンマークの兵士がアフガンの「国際支援部隊=ISAF」に参加し、帰国するまでのドキュメンタリーだ。
 ISAFは、治安維持部隊、警察に相当する部隊だが、実際は、パトロールするのはタリバンとの最前線の地域にあたる。攻撃を受け反撃をする。
 法案がとおれば、「駆けつけ警護」ができ「任務遂行型」の武器使用ができる。自衛隊も、映画のような戦闘、戦争をやることになるのだろう。
 ISAFでは3500人以上の各国の兵士が亡くなっている。
 想像しなければならないのは、異国の地の人を、住民含めどれほど殺害したかだ。そこは、自分の国ではない。自国防衛とは全く関係ない。他国だ。他国民からすれば、侵略だ。
 デンマークとアフガン…あまり関係ないような気がする。寒い北欧の豊かな社会保障の民主的な国から、なぜ砂漠の最も貧しい国へ兵士を送る?。
「シュウダンテキ」自衛権
 
 解説Aをご覧下さい
 解説B
https://www.youtube.com/watch?v=aSsMLu8yCGM:Movie