「明仁天皇と平和主義」ー斉藤利彦著を読みはじめました。
戦争体験を皇太子として経験しています。
- 作者: 斉藤利彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/07/13
- メディア: 新書
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生まれながらにして、貧乏人の子どもは貧乏人だったとしても、その後、場合によっては、金持ちになる可能性もある。
しかし天皇の長男として生まれれば、天皇としてしか運命づけられていない。
良いか、悪いか、与えられた時代と境遇で生きるしかなく、自分なりの意義を見いだすことが大切と思う。
明仁天皇も、与えられし天皇という立場で、「国政に関する権能を有しない」憲法規定の中でも、皇太子として体験した戦争、それにつらなる戦後の出発点である平和への思いを語っていると思う。