今日の「朝日」にノルウェーの平和学者のヨハン・ガルトゥングさんのインタビューが載っている。見識のある話です。引用・紹介します。
ガルトゥングさんが提唱してきた「積極的平和主義」は、安倍政権の「積極的平和主義」とは全く正反対の概念だそうです。
戦争の状態を「消極的平和主義」にすぎず、貧困や差別といった構造的な暴力のない社会「積極的平和主義」こそめざすべきと提唱しました。
安倍政権の米国従属の軍事同盟=「積極的平和主義」は、ガルトゥングさんの誤用・著作権違反のようです。
同時にガルトゥングさんは、日本の平和運動にも、「9条を安眠まくら」にしていると苦言を呈します。確かに…と、振り返ってみるべきものもある…と思いもあります。
ガルトゥイングさんが提案する「北東アジア共同体」、そしてその本部を沖縄に置くという尾は大賛成です。これはすでに提唱されている日本共産党の「北東アジア平和協力構想」と同じと思います。(EUみたいな経済モデルとは違いますが)
ガルトゥングさんは、200以上の紛争の仲介役をしてきたそうで、領有権を争う場合は、共同管理をする、と実にシンプルで歯切れがいい。確かに互いの譲歩なしに解決はつかないでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=P4zckzBIJTw:Movie
テレ朝・報道ステーション⇒ ガルトゥング博士「積極的平和主義」