あなたは天皇の言葉に耳を傾けたことがありますか?(戦争をしない国 矢部宏冶著より)
先の戦争でA級戦犯として7人が処刑された日は、1948年12月23日で、明仁天皇の誕生日です。15才の時。
その東京裁判の始まり、A級戦犯らが起訴された日は、1956年4月29日で、昭和・裕仁天皇の誕生の日です。
偶然ではないでしょう。
天皇家にしては恐怖、警告として強く受け止めるに十分だったでしょう。
1948年には、ドイツ、イタリア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニアなどの敗戦国の王室は廃止されていました。
少年期から思春期、そして誕生日に受けた衝撃が、今日に至る日本国憲法下での「象徴天皇」のあり方を模索する出発点になったような気がします。
国民には、にこやかに、しかし内実、必死な思いで…。 エリザベス・ヴァイニングの教え → I shall be Emperor [私は必ず天皇になります]は、この先生の英語の課題だったようです。
宿命を抱きしめて、宿命の中に自由を求めて、築き上げ、後継へ。
- 作者: 矢部宏治,須田慎太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本
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