知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた (講談社現代新書)
- 作者: 矢部宏治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/11/14
- メディア: 新書
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ぼうごなつこさんの 4コマ漫画は拡散フリー。下は前作のものです。
109ページにある「秘密資金と選挙についてアドバイス」を紹介します。
安倍首相のおじいさん岸信介のこと。
A級戦犯容疑者として獄中にあった岸は、東条らA級戦犯の処刑の翌日に釈放された。
それから7年後には自民党の幹事長になり、3年後の1958年の衆院選では287議席で圧勝する。
この選挙で「CIAの秘密資金を受け取り、選挙のアドバイス」を受けていたことが明らかになっている。
「アメリカの外交文書」(国務省2006年版 編集後記)に
「日本に左派政権が誕生するすることを懸念したアメリカ政府は、日本の政界が進む方向に影響を与えるため、1958年から1968年のあいたに4件の秘密計画を承認した」とあり、そのうち3件は、
「①1958年5月の日本の衆議院選挙の前に、少数の重要な親米保守の政治家岸や佐藤に対し、秘密資金の提供と選挙に関するアドバイスを行った」とある。
②「左派の野党(日本社会党)から穏健派(民社党)を分裂させるため1960年に7万5000ドルの資金提供を行った。(1964年まで毎年、同程度の額)
③は、日本社会から極左勢力を排除するための秘密のプロパガンダと社会活動への資金提供行った、などと記録している。
こんな対日支配のウラがあって、今につづく米国(軍)の対日支配が、強固に長くつづいている。
④つ目は、さらに重大問題なのだろう、明らかになっていない。もちろん岸に関する秘密資金だ。
前作ともぜひご購読くださいマシ。