サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

仮想、中東へ陸自 参戦へ布石?米で訓練

 今日の「西日本」の1面トップには驚いた。
 仮想 中東 陸自 “出征” 参戦へ布石米で訓練の見出し。国防を問う 変貌する自衛隊① の連載は始まった。実態がここまですすんでいるとは… 記事を引用・紹介したい。

 去年の1〜2月、自衛隊が米国の砂漠地帯で、米陸軍と戦闘訓練を行った。
 日本にはない砂漠地帯での米軍との訓練は、中東での対テロ戦争多国籍軍の一員としての武力行使を想定しているとみられると、記事は書いている。
 米陸軍の戦闘訓練センターには、日本の陸自の74式戦車や96式装輸装甲車を持ち込んでの訓練。
 現地を取材した軍事フォトジャーナリストの菊池雅之氏によると、訓練場はイラクやアフガンなどでの戦闘を想定した巨大演習場。
 アラビア文字の交通標識やモスクもあり、中東風の集落が点在。訓練中はハリウッド俳優協会のアラブ系俳優が住民に扮して生活し、民間軍事会社の戦闘員がテロリスト役を務めたという。
 自衛隊の役割は、後方支援ではなく、米軍と一緒に戦闘訓練をしたし、レーザー光線で撃ち合って被弾判定できる装置を使い、戦車の中で寝泊まりすりなど実践さながらの訓練だった。
 陸自の装甲車がロケット弾で撃破されて乗員全員が「戦死」したり、地雷で「破壊」されたりする場面もあったと、記事は書いている。
 中東の武装勢力が、これを知ったら、やがて日本は、米軍と一緒に攻撃してくると思うだろう。 訓練は、実際に行うためのものだ。
 事態は、自衛隊の実態が先行し、集団的自衛権行使の法整備が後追いする格好だ。これほど戦争へ戦争へと進んでいる。
 こんな実態を知らずに、結果的に、こんな訓練を許している事は、多くの国民の本位ではないはず。ぜひ、多くの人に知らせてほしい。