サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

安保法制懇 報告書−安倍会見の夜、メディア幹部と会食

 安保法制懇が集団的自衛権の行使を認める報告書の提出を受け、安倍総理が得意になって記者会見をしたその夜に、メディア幹部は安倍総理と会食していたらしい。

 恥を知らない大手メディア幹部は、時事通信、読売、NHK、日テレとともに、翌日、集団的自衛権に批判的な論説を書いた朝日、毎日の幹部もいたという。
 安保法制懇の報告書提出と総理会見の5月15日と言えば、戦前、犬飼毅が殺された5・15事件の日だった。安倍総理、意味をこめて選んだ日だったのか?偶然だったのか?
 事件で青年将校らは、犬養総理が「まあ待て。話をすればわかるだろう」と言ったのに対し、「問答はいい、撃て」と、ピストルの引き金を引いたようだ。
 総理大臣を殺したのに、犯人たちは軽い刑で済まされ、数年後は恩赦で釈放。
 彼らの目的は達成され、2・26事件、軍部の暴走となっていった。政治家も新聞社もテロを恐れ、戦争への協力、加担、扇動へと突っ走っていった。
 暴力で脅された戦前の新聞社、今は総理がメディアを「問答無用」ではなく、飲み食いで取り込むようだ。飲み代はどっちが出すのか?知らないが、たいしたカネではない。
 しかし、消費税増税キャンペーンの功労賞として、来年の10%キャンペーンへの協力も織り込んで、新聞への軽減税率導入はチャッカリいただくことになるだろう。

 明日は、スノーデン“暴露”本を少しづつ。100ページほど読んだけど、非常に面白い、興奮する。