この画像を始めてみた時、なんの写真か分からなかった。センター・ピボットという灌漑施設で、緑の円が回転する散水で育った作物。砂漠の中、地面の下からくみ上げた帯水層の地下水は氷河期の氷が閉じ込められて融けたもの。くみ上げてしまえば枯渇する有限のもの。アメリカのオララガ帯水層は水位の低下が著しい。そんな持続不可能な農業をやって日本に運ばれてくる穀物。いつまでも続くものではない。
アジアやヨーロッパの歴史ある農業は、家族や地域の人たちが食べるための農業。北米やオーストラリアなどの農業の歴史には血なまぐささがある。先住民を虐殺、追い払って土地と奪ってつくりあげた大規模農場。自らが食べるたのためのものでなく輸出、換金のための作物・農業だ。これがＴＰＰの背景、持続不可能。
