公務員の方の仕事の実情を、知り合いの女性から聞きました。女性の夫は、熊本市役所の職員で、毎晩９時、１０時、１１時まで仕事をし、終電にも間に合わないで迎えに行くこともあるそうです。土日も出勤が多く、体を壊して病院通い。治療代も馬鹿にならないとの話し。職場の回りの人も病気の人が多いとか。
そんな現実があるのに、やれ公務員は多すぎるので減らせの大合唱にはいかがか？と思います。公務員はかなり減らされて、諸外国よりも非常に少ない状況。公務員が減ったからと言って税金が安くなったわけでも国の借金が減ったわけでもない。逆に行政サービスが減っただけ。駅前には、税金も入った森ビルのでかいマンション建設が進むし、熊本新港もひきつづき税金で開発がすすもうとしている。県内各地で学校も郵便局も消防署も統廃合、保育園の保育士さんも派遣社員で待遇も悪くなる。公的部分がどんどん減らされ民営化すればよくなるとの宣伝、実態は逆で悪くなる一方。それなのに公務員バッシングがつづく。議員でも公務員でも減らせばいいなら、自衛隊や公安を減らせばいい。テレビのコメンテーターはあんなにいらない。同じことを言う人間ばかりそろえてなんになる。だいたいいくらもらっている？高すぎはしない？出演料を減らしなさい。広告料減らし、その分の価格を下げなさい。ニッサンのゴーンCEOは年俸１１億でしたか、トヨタの会長、社長の株減税の収入も相当なもの、ばっさり減らしなさい。それでも十分ゼイタクできるカネ持っている。下請けの番組制作会社で働いているハケン社員にまわしなさい。
中小業者は、消費税をもらっているのに納めていないと攻撃される。農林業者は保護を受けて甘やかされている、とさかんに言われている。派遣切りにあった人は自己責任で「あんたが悪い｣と言われる。どうも仲間同士で、ののしり合いをさせれているようだ。若い人は高齢者を、高齢者は若い人を疎ましく感じさせられている。みんな、まじめに働いている、働いてきた仲間、兄弟。真の相手は別のところでほくそ笑んでいる。ムバラク体制を支え続けたエジプトの主要メディアにも変革の波が…。日本の体制メディアは…、エジプトより早く1945年に体験したではないか、その時の反省、今こそ思い起こすべきだ。
